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八丈島、三宅島・2 [■旅行記]




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6:06  御蔵島

実は5時に三宅島に入港したはずなのですが、寝てました(o ̄∇ ̄o)

御蔵島は条件付きでしたが無事接岸しました。

周囲16kmの小さな島なのですが、この島目当ての方が随分たくさんおられたんですね。

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入港には警官も立ち会っていました。

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6:07 出港

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軽食コーナー。

9:20 八丈島入港なので、その前に食事を済ませておくことに。

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自販機のみの営業でした。

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これにしよう!

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結構美味しかったです。

船は時々思い出したように大きく揺れていました。

食後2等船室に戻って今日回る予定の資料など見ていたら、酔ってしまいました。

_| ̄|○ il||liオエェ…

以前はなんともなかったのに、5年位前から確実に船に弱くなってます(;´Д⊂)

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八丈島到着。2人の警官がお出迎え。

9:20入港の予定だったのですが、少し遅れて 9:35 の入港でした。

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宿名を掲げたおばさんが待ってくれてました。

本来送迎はないのですが、実はチェックイン前に荷物を預かって貰えるか、ネット予約の時質問したまま、

メールチェックするのを忘れていたせいで、"特別送迎"となったのでした。すいませんすいません(ノ><)ノヒイィィ

車ですぐの宿に案内されたのですが、その途中、

「ここが島唯一の砂浜、ここがレンタサイクルの場所、スーパーはあっち、宿に入る道の目印はここ」

と、立て板に水の説明が続きました。

宿に到着すると、ここでも島のこと、宿のことなど説明が。

何時でも出入り自由、共同冷蔵庫、調理場使用可。結構フリーダムな宿でした。

商店は少なく、都内のような品揃えではない、島のものが食べたいなら、ここと、こことか。

自販機はあまりないので飲み物は早めに確保すべし

レンタカー、レンタバイク、レンタサイクルはそれぞれここ。

起伏が激しいのでアチコチ周りたければ自転車は相当キツイ。

タクシーは流していないので、電話で呼ばねばならない等々一通り説明を受け、早速出発することに。

ヒコーキが来る時間に合わせて空港に行くつもりだったのですが、ヒコーキは13:10着なので、

まずは近くの民宿でチャリを借りて図書館に行こう。

教えてもらった通り、歩いて10分程の民宿到着。

2台しかないと教えられていた電動自転車を借りることができました。

1日2,500円。18~19時までに返せばよいと言われました。

お金を払っただけで手続き終了。尋ねられたのはどこに泊まっているのか。ということだけでした。

図書館の行き方を教えてもらい出発。

満充電で、「これで一周できますから」ということだったのに、バッテリーのインジケータが早々に2/3にΣ(゚Д゚;)

その後すぐ3/3になったのですが、時々2/3になったりしました。

見ていると、なんだか上り坂でランプの数が減り、平坦路や下り坂でランプの数が増える気がします。

こういうものなんでしょうか??

 

ほどなく図書館到着。やっぱり電動自転車で良かった。と思う上り坂具合でした。

受付の方に「郷土誌が見たいのですが」と伝えると、郷土史を扱った別室に案内されました。

現在の空港以外に、戦時中に飛行場があったと聞いたので、そういうことを調べたいのだとお伝えすると、

戦時中の関連本を4冊出してくれました。

これまであちこちの図書館で郷土誌を閲覧したのですが、このテの本は最もガードが硬い部類で、

以前も少し書きましたが、盗難防止用のゲートの奥にコーナーが設けてあることが多く、

すぐ近くで司書さんの目が光るカウンター近くにあったり、

鍵が掛けられていて、いちいち「閲覧申請書」を提出しないといけない所もあります。

一方、当八丈島の図書館は、郷土史を扱っている部屋が完全に独立した小部屋になっています。

テーブルとイスが並ぶ部屋には誰もいません。

司書さんが部屋から出て行こうとしているので、「この部屋で見て構いませんか?」と尋ねると、

「ええ。どうぞごゆっくり(ニッコリ)」という返事で、なんだか拍子抜けするほどゆるゆるでした。

広々としたテーブルに司書さんが教えてくれた本、出してくれた本など並べ、

静かな部屋で調べ物開始。最高の環境です。



現空港は元々海軍飛行場として発足しました。

しかしそれ以外に第二~第四まで飛行場があった。というネット情報があります。

ところが数年間調べても、八丈島に幾つも飛行場があったということは一切出てきません。

また、戦時中の八丈島飛行場については、地元埼玉の熊谷図書館で事前に調べていたのでした。

この熊谷の県立図書館は、「歴史と哲学の」と冠が付いているだけあって、全国の市史が非常に充実しており、

ここで八丈島について、島の現空港に至る飛行場の歴史についてかなり詳しい記述があったのでした。

それでもこの島に現空港以外に飛行場があったという記述は出てきません。

そんなわけで、八丈島の図書館での調べ物でも、新たな情報は出てこないだろうと大して期待していませんでした。

 

ところが当時の飛行場について更に詳しい本に出会うことができ、

しかも昭和20年作成の地図が添付資料になっていて、

そこには島の各所に配された4つの飛行場の位置がクッキリと描かれていました(1つはV字滑走路)。

「あるはずない」と思っていた飛行場が一気に3つも!

これを見つけた時は、独り部屋の中で「おおおおおお!」と感動したのでした。

これは非常に嬉しいことだったのですが、1つ問題が。

八丈島は「八丈富士」と「三原山」 2つの火山に挟まれた平地から成っているひょうたん型の島な訳ですが、

今いる図書館と八丈島空港は、平地部分、ひょうたんのくびれの位置にあります。

昭和20年作成の地図によりますと、現空港の位置に1つ飛行場があり、東側に隣接する飛行場が1つ、

そして空港の西数キロの所にV字型に飛行場が1つ。

ここまでは平地にあるので良いのですが、残るもう1つが問題で、現在地から見て三原山の向こう側にあります。

地図で見てもこの飛行場までは非常に遠く、しかも相当険しいです。

時間がタップリあれば別なのですが、電動とはいえとてもチャリで行けそうな気がしません。

これはバイクを借りねば。。。と考える頃にはもう昼過ぎ。

まずは空港で昼食をとって、ヒコーキを撮ろう。ということで、空港へ移動。

図書館からだと、ターミナルは滑走路の向こう側なので、滑走路下に設けられたトンネルをキコキコ。

 

空港到着。

無人の案内所で、ずらりと並ぶレンタカー、レンタバイクのチラシの中から近くて安そうなものを頂き、レストランへ。

入り口で何にしようか物色。

よし。本日のおススメのビビンバにしよう。

オイラは生まれつき鼻血が出やすくて、出先で刺激物は極力控えるようにしているのですが、

真夏の日差しのせいでリビドーが抑えられませんでした。

店内に入り、席について「ビビンバ下さい」と言うと、

「食券をお求め頂いております…」と言われてしまいました。Σ(゚Д゚;)オウ

入り口に戻り、食券を買って、コーヒーか紅茶セットとなっていたのでチケットを渡しつつ、

「紅茶でお願いします」と言ったら、

「あちらでセルフになっております…」と言われてしまいました。ΣΣ(゚Д゚;)ハウッ

うぅ、このところ仕事中にガストばかり使っているのでつい癖ガ。。。



余談ですが、オイラが普段よく利用するガスト等ファミレスは、入店時に入り口のレジの所で待っていて、

人数と喫煙者かどうかを申告すると、その条件に合った席に案内してくれる店ばかりなのです。

ところが以前入った某県のガストでは、

いつものように入り口の所でウエイトレスさん待ったのですが、なかなか来ない。

暫くしてたまたま通りかかったウエイトレスさんに「1人です」と告げると、

「………はい。」すんごい微妙な表情でそう言うばかり。

同じガストでも、客が自分で好きな席を選ぶ店もあるのですね。

事情が分かればオイラはこっちの方式がいいと思いましたが。

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赤いものがタップリのビビンバ。

 

話を戻します。

レンタカー、バイクのパンフを眺めつつ食事。

オイラにとっては相当赤かったのですが、なんとか無事全部食べました(;゚Д゚)ヒィィ

料金の比較をすると、車とバイクであまり値段が変わりません。

この日は終日曇りで暗い雲が流れていたので、軽を借りることに。

12:30 デッキに上がり、ヒコーキを待ちつつレンタカー屋さんに電話。

ところが、2枚持ってきたレンタカー屋さんのパンフが両方とも

「今日は一杯です。すみません」と言われてしまいました。

(平日なのに、そんなに混むの??)と不思議に思いながら、取敢えず飛来機を撮影。

その後再び案内所へ。

さっきまでのガランとしたビル内が乗客でごった返しています。

…こんなに島に来る人が多いとは。

案内所のおぢいさんに斯く斯く云々話すと、「今日は借りる人多いですよ。規模の大きな所なら大丈夫かも」

ということで、二ヶ所教えて頂きました。

お礼を述べて去ろうとすると、突然鼻血が!!(@Д@)

花粉症の時期は時々あることなのですが、こんなこと久しぶりです。

さっき誘惑に負けて食べたビビンバのせいに違いない(;´Д⊂)

白いシャツに二筋、かなり派手に血をつけてしまいました。

着替えは宿にしかありません(゚Д゚;≡;゚Д゚)

おぢいさんからティッシュを頂き、トイレへ。

服に血がついた状態でトイレに駆け込むって、場所が場所だけに物騒です。

濡らしたトイペでなんとか取れました。ホッ

出血問題が無事解決したのでレンタカー屋さんに電話してみると、1軒目であっさり借りられることに。

「ターミナル前で待っててください」とのことで、大勢人が待つターミナル前へ。

しばし後、マイクロバスが迎えに来ました。

急な連絡で1人のためにわざわざ迎えに来てもらうのは悪いなぁと思っていたら、

「来た来た」とターミナル前に居た人たちがゾロゾロと。

なんか皆レンタカー送迎バスを待つ人だったのでした。

さっき自転車で通った見覚えのある場所を通り過ぎ、バスはなぜかガソリンスタンドへ(@Д@)

まっ、まさかの途中給油?

と思ったら、ここがレンタカー屋さんでした。店内で手続き。

3時間2,000円(免責1,000円別途)でした。うぅ、チャリより安いよ。。。こっちは3時間だけど。

「車返却後はどちらの宿にお送りしましょう?」

「あ、また空港に送って下さい」

「……空港…ですか?」

丁度ヒコーキで島にやって来た客と一緒にここに来たのですから、

そりゃ、??? ですよね^^;

 

そんなこんなで出発。

3時間で現空港以外の4つの跡地を回らなければなりません。

取敢えず空港に隣接している跡地は後回しにして、先に一番遠い跡地に行くことに。

車にはナビが付いていません。

オイラには方向感覚が付いていません。

普段カーナビに頼り切った運転をしているため、土地勘のない場所での運転はすんごい苦労します。

なんとかかんとか一番遠い跡地付近に到着。

目印らしい目印がないのですが、昭和20年の地図と見比べつつ慎重に場所特定。

ここでミスったら、また来ないと行けないもんな~。

無事に撮り終え、現空港から遠い順に回りました。

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「第二/第三飛行場」跡地は現在南原スポーツ公園として整備されていました。

真新しい野球場の環境がステキ過ぎ。

こんなところで野球したらさぞかし気持ちいいだろうな~。

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無事全ての跡地を撮り終え、車返却時間までまだあったので、空港が一望できるという八丈富士中腹まで登ってみました。

すごいキリ。

品川ナンバーですよ品川ナンバー!

品川ナンバーのクルマ運転するの初めて。

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写真奥からこちらに向かってすごい勢いで霧の塊が飛んで来ます。

その瞬間を撮ったつもりなのですが…分からん。

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霞んでてアレですが、こんな感じで空港が一望できました。

 

無事時間内に全ての跡地を撮り終え、車返却。

空港まで送ってもらうと、もういい時間です。

ターミナル前に止めて置いたチャリでレンタサイクルの民宿へ。

途中の商店で夕食購入。

民宿の敷地に入ると、丁度出発の時に図書館の行き方を教えてくれたおぢいさんが作業をしてました。

真っ黒に日焼けした顔に真っ白な歯が眩しい笑顔で「図書館は見つかりましたか?」と尋ねられました。

徒歩で宿へ。陽が傾きかけているのですが、分厚い雲が西側の空半分を覆っていて、太陽はその中に隠れる感じでした。

海に沈む夕日写真が撮れるかしらん。と思っていたのですが残念。

夕食後、入浴。

(浴槽のフタが)ヒノキ風呂でした。ヒノキのいい香り。

入浴後ビール呑みながら記録つけ。

10:00 寝る。敷布団がチョー薄くて硬い。二枚重ねにしたけど硬い。体イタイ…

おやすみなさい。

 

(続きます)


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コメント 2

pongchang

http://www.panoramio.com/photo/14365542
御蔵島の波止場からヘリポートを見上げても、やっぱり区別は付かないものですね。
by pongchang (2013-10-02 19:58) 

とり

留守中のご訪問、ありがとうございました。m(_ _)m

■pongchangさん いらっしゃいませ。
リンク先、利島のヘリポートですか。
貴重なお写真ですね。
by とり (2013-10-08 06:25) 

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