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八丈島、三宅島・4 [■旅行記]

 

6:00 起床

台風は台湾に上陸してました。

8時頃八丈島港に電話。

「9:40の早出しです」

取り敢えず八丈島を出港する予定みたいです。良かった~。

ということで、三宅島の入港は若干早まるものの、飛来機を空港で見る時間が確保できました。

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朝食は昨日スーパーで買ったタコヤキの残りとマフィン。

8:30 ホテル出発

スーパーで2Lの水購入して島の観光に出発。

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1983年の噴火で溶岩に呑みこまれた阿古集落について、遊歩道と説明版で見学することができるよう整備されています。

岩石の敷き詰められた駐車場。

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一面の溶岩だらけの中、遊歩道が整備されています。

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あの山の方からこちらに溶岩が押し寄せてきて、

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小学校、中学校を押しつぶしてしまいました。

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海側は青空も覗いているのですが、山側はこんな状態。

山腹に展望台があるので晴れていれば行ってみたかったのですが。。。

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12:30 の飛来機を撮るため空港に移動。

なんか山が晴れてきた。

滑走路を見下ろす場所に陣取りました。

ヒコーキを待ちつつ昨日ホテルでもらったドーナツの昼食。

順調に食生活が乱れております。

…が、結局本日は欠航だったのでした。残念。

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昼頃になってすっかり山も青空に。

1時にレンタカー屋さんに行かないといけないので、もう時間がありません。

もっと早く晴れてくれればよかったのに~。

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下から2番目の黄色のランプが回っていて、硫黄の臭いがしてました。

13:00 レンタカー屋さん着。

13:20 手続きを済ませ、ご主人のタクシーで送ってもらう車内でいろいろお聞きすることができました。

風とガスのせいで今月は3日からヒコーキはずっと欠航している(今日は13日)。

皆さん三宅島というと、火山性ガスをすぐ連想してキケンだと思うのでしょうが、

三宅島のガスの主成分は二酸化硫黄。

今は大分流出が減って、時々少しイオウの臭いがする程度。

草津や箱根の地獄谷の方がもっとイオウの臭いがキツイ。

ここで本当にガスマスクがないといけないのなら、本当にガスマスクが必要なのはアッチでしょ。

ガスマスクは2時間しかもたないので、付けてれば安全ということではなく、

ガスが流れてきたら付けて逃げろ、ということだが持っている人は誰もいない。

24時間365日吸い続けると人体に良くないのかもしれないが、

「大丈夫」と太鼓判を押して何かあると、保証した人たちに責任がくるから危ない危ない言い続けてるんだ。

それでも島に戻って来た時は本当に酷かった。

真っ青なガスが流れていて、口の中はドロドロ。

ただし、200mとか500mという範囲で流れてくるのが目で見て分かるので、そこから逃げればよかった。

非常に生々しい話を伺うことができたのですが、残念ながらここで港に到着。

帰島直後は今の三宅島からは想像を絶する状況だったのですね。

「最近はかなり緩和された」

三宅島の皆さんそう仰っていましたが、その言葉の意味が少しだけ分かったような気がしました。

 

因みに自宅に戻ってから調べたのですが、

島内のガスマスク常時携帯義務が一部地域を除き、7月1日から解除されたのだそうです。

また、ガスマスクには二酸化硫黄5ppmで60時間使用可2,520円のものと、

同じく二酸化硫黄5ppmで90分使用可1,575円で使い捨て式のものがあるのだそうです。

ブログネタ的には買ってみてもよかったんですけどね。

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13:40

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13:59

14:20 三宅島出港

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船内はこんな感じ。

20:50 竹芝桟橋到着。

 

竹芝→八丈島 八丈島→三宅島 三宅島→竹芝

と、かめりあ丸に3回乗船したのですが、結局欠航は一つも遭遇することなく、無事計画通りに動くことができました。

下船した乗客は、一団となって黙々と浜松町駅を目指して歩き出します。

この群衆はついさっきまで同じ船に乗っていた仲間なのだという一体感のようなものがなんとなくあったのですが、

幾つかの赤信号に阻まれるたび、徐々に他の集団に混ざって行き、

駅に着く頃にはすっかり通行人の一部と化していました。

浜松町から地元駅までの電車の乗り方をプリントアウトして持って来ていたのですが、

分単位で確実に運航する電車のなんと便利なことか。

別に船で何かあったわけではないのですが、無事に乗れるのか、そもそも船はこの島に来てくれるのか、

というレベルで心配しなければならなかったのと比べると、なんだかもう別世界のような気がします。

ということで幾つか電車を乗り継ぎ、1分の狂いもなく地元の駅に到着したのでした。

ん~、やっぱり島の船旅は濃いィなぁ。

 

今回八丈島と三宅島を回ってオイラが感じた島民のイメージを最後にちょっと書いてみます。

方々で道を尋ねることが多いのですが、

都市部の方が「ここを真っ直ぐ言って、○○を右に曲がって…」と早口で端的な説明に終始するのに対し、

田舎の方の場合、「アレ、あんな方まで行くの? 遠いよ? 何もないよ? なんでまた? どこから来たの?」

と、ゆったりな口調で会話が始まることが多いです。

八丈島と三宅島では、皆さん人懐っこい笑顔で説明の仕方も非常に懇切丁寧なのですが、

早口で、会話のテンポが非常に早いです。

島ののんびり感もありながら、「やっぱり都民なんだなぁ」という気がしました。

下町の世話好きなおじちゃんおばちゃん。という感じ。

オイラの主観ですけども。

 

これでこの旅行記は終わりです。

長々とお付き合い、ありがとうございました。

(続きます)


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コメント 5

oldman

出かけてみたい、見てみたい・・!!!
何時でかけられるかは、わかりませんが・・・
レポートで島の生活、雰囲気がよくわかりました。
ご苦労様でした。
by oldman (2013-10-14 21:33) 

an-kazu

情報を発信するとり@ブロガーさんらしい
記事ですね(^^)v
by an-kazu (2013-10-14 22:12) 

とり

皆様 コメント、nice! ありがとうございます。m(_ _)m

■OLDMAN様
是非一度。
島は濃くていいです^^

■an-kazuさん
どうもありがとうございます。
それからこのところ忙しくてご訪問できず申し訳ありませんm(_ _)m
by とり (2013-10-15 05:44) 

Takashi

溶岩で押しつぶされた建物を見ると、改めて自然の力の強さを感じますね。
話は変わりますが、この連休で福島県の南相馬市に行ってきました。
「原町飛行場」の正門跡をチラッと見てきましたよ。
by Takashi (2013-10-15 05:56) 

とり

皆様 コメント、nice! ありがとうございます。m(_ _)m

■Takashiさん
>力の強さ
仰る通り!
>正門跡
今も大切に残されているのですね!
再来週福島にお邪魔する予定です。
このところ忙しくて訪問できず申し訳ありませんm(_ _)m
by とり (2013-10-16 04:07) 

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