アメリカ・ジュノー国際空港 [├海外の空港、飛行場]
2017年5月作成(データは作成時のものです)
skyvector.com
アラスカ州ジュノー市所有の 「ジュノー国際空港」。
2,700m滑走路を有し、アラスカに点在する数多ある空港とは桁違いの運用数を誇るハブ空港であり、
第二次大戦中は米国陸軍空軍によって使用され、ソ連への貸し出し用機体の輸送も担っていたという、
規模と歴史もさることながら、
特筆すべきは2,700mの滑走路の横に、水上機用の平行離着水エリアが設けられているという点です。
水上機基地といえば、通常は湖、川、海等、自然の水際に設けられるものですが、
上のマップを見ての通りで、滑走路のすぐ横に運河か競艇場みたいに水路を作っています(元々あった湖を利用したのかもしれませんけど)。
水上機基地の多いアラスカでは、
こういう規模の大きい空港に水上機が直接乗り入れる利便性は計り知れないんでしょうね~。
1941年11月に開設した当空港は、大戦中軍に使用された後、あのパンナムも飛来しており、
DC-4、DC-6、コンステレーションといった往年の名機が飛び回っていたのでした。
■航空会社 / 行先
(旅客便)
Air Excursions / Gustavus, Haines, Hoonah, Kake, Skagway
Alaska Airlines / Anchorage, Cordova, Ketchikan, Petersburg, Seattle/Tacoma, Sitka, Wrangell, Yakutat
Seasonal: Gustavus
Alaska Seaplanes / Angoon, Elfin Cove, Excursion Inlet, Gustavus, Haines, Hoonah, Kake, Sitka, Skagway, Pelican, Tenakee Springs
Delta Air Lines / Seasonal: Seattle/Tacoma
Ward Air / Chatham, Funter Bay
Wings of Alaska / Excursion Inlet, Gustavus, Haines, Hoonah, Skagway
(貨物便)
Alaska Air Cargo / Anchorage, Seattle/Tacoma
Alaska Central Express / Anchorage, Ketchikan
Empire Airlines / Anchorage
搭乗者数は、2008年 378,741人、2009年 337,038人、2010年 344,057人でした。
2011年11月30日までの1年間の運行数は86,564機で、
その内訳は、エアタクシー73%、ゼネアビ17%、商業9%、軍用1%でした。
当時、この空港を339機が定置場にしており、その内訳は、
単発機82%、双発機6%、ジェット機1%、ヘリコプター10%、超軽量機1%、軍1%でした。
2015年の統計では、運航数:108,885 、定置場としている機体:275でした。
アメリカ・ジュノー国際空港
ジュノー国際空港 データ
設置管理者:City of Juneau
種 別:公共用
3レター:JNU
4レター:PA JN
ハ ブ:Wings of Alaska
標 高:25 ft / 8 m
標 点:58°21′18″N 134°34′35″W
滑走路:(磁方位、長さ フィート、メートル、表面、状態)
8/26 8857 x 150 ft. / 2700 x 46 m アスファルト/good condition
8W/26W 4600 x 150 ft. / 1402 x 46 m 水
関連サイト:
公式サイト■
Wiki/Juneau International Airport■
ジュノー国際空港、興味深いですね。
水上機のハブ、といった所でしょうか?
確かにこれは利便性高そうですね。
by takkun (2017-05-10 14:41)
■takkunさん
>ハブ
州内各地に小規模の水上機基地が点在しますから、
こうやって大規模空港に直接水上機で乗り付けられるというのは
超便利なんでしょうね~。
オイラがこういうハイブリッド空港を見たのはこれが初めてだったんですが、
実はこの後も、ちょいちょいこういう空港が出てきます。
ホント、アラスカってすごい。。。
メールの件、どうもありがとうございましたm(_ _)m
by とり (2017-05-16 06:05)