山口県・藤曲の飛行場(計画) [├場所]
2017年5月訪問 2022/1更新
(リスト番号120-13-1-5 図名 宇部 測量年 1947)■
出典:国土地理院ウェブサイト(地理院データを加工して作成)
山口県宇部市を流れる厚東川の河口近くには、「昭和十五年度版宇部市全圖」の中で、
山口県による埋め立て工事中の箇所がありました。
地図ではそこだけ点線になっていて、凡例欄の説明には「宇部ゴルフコース兼飛行場」と書いて有ります。
次の記事で登場しますが、ここの東南東約5.3kmのところに「宇部航空輸送研究所」(現在の「山口宇部空港」の辺り)
がありました。
「宇部航空輸送研究所」は昭和13年に閉鎖しているため、
もしかしたら山口市の新たな飛行場計画ということなのかもしれません。
この情報はアギラさんから頂きました。
アギラさんありがとうございましたm(_ _)m
ということで、遅くとも昭和十五年(1940年)にはあった飛行場埋立計画なのですが、
上の地図の通りで、1947年の地図ではまだ埋め立て地は形になっていません。
実はこの年の航空写真を見ると、うっすらと埋め立て地の輪郭が出来上がっており、
着工はしていたようです。
その後年を追ってこの位置を見ても、なかなか埋め立て工事が完了しません。
(図葉番号3-RB-58 図名 測量年1974(昭49))■
出典:国土地理院ウェブサイト(地理院データを加工して作成)
1974年の地図でようやっと現れました。
それでも埋め立て地の北側の一部で宇部製鋼等が建設されたのみで、南側の大部分は未だ「埋立中」のままです。
埋め立て工事そのものは当初の計画通りの形に進んでいますが、
埋立地を「宇部ゴルフコース兼飛行場」とする。という計画は終戦の5年前の地図に出ています。
ところが終戦から約30年を経て工事は完了しておらず、飛行場どころか工場が建設されている-
はっきりしたことは不明ですが、埋め立て地の用途が途中で変更になり、
「ここに飛行場を!」という計画は幻と消えてしまったように思います。
情報お待ちしておりますm(_ _)m
それでも埋め立て地の北側の一部で宇部製鋼等が建設されたのみで、南側の大部分は未だ「埋立中」のままです。
埋め立て工事そのものは当初の計画通りの形に進んでいますが、
埋立地を「宇部ゴルフコース兼飛行場」とする。という計画は終戦の5年前の地図に出ています。
ところが終戦から約30年を経て工事は完了しておらず、飛行場どころか工場が建設されている-
はっきりしたことは不明ですが、埋め立て地の用途が途中で変更になり、
「ここに飛行場を!」という計画は幻と消えてしまったように思います。
情報お待ちしておりますm(_ _)m
山口県・藤曲の飛行場(計画)
藤曲の飛行場(計画) データ
設置管理者:山口市?
種 別:陸上飛行場
所在地:山口県宇部市藤曲
座 標:N33°57′14″E131°13′17″
標 高:6m
着陸帯:1,300mx580m?
(座標、標高、着陸帯長さはグーグルアースから)
関連サイト:
ブログ内関連記事■
この記事の資料:
昭和十五年度版宇部市全圖
設置管理者:山口市?
種 別:陸上飛行場
所在地:山口県宇部市藤曲
座 標:N33°57′14″E131°13′17″
標 高:6m
着陸帯:1,300mx580m?
(座標、標高、着陸帯長さはグーグルアースから)
関連サイト:
ブログ内関連記事■
この記事の資料:
昭和十五年度版宇部市全圖