年末のご挨拶 [■ブログ]
毎年恒例の「空港探索」の進捗状況を(12/31現在)。
今年新たにお邪魔した飛行場/跡地:2
今年お邪魔したヒコーキ関連の場所、再訪した飛行場/跡地:4
これまでにお邪魔した飛行場/跡地総計:814
まだお邪魔してない飛行場/跡地:53(前年同月比+17)
これまでに場所特定した飛行場/跡地計:867(前年同月比+19)
(以前訪問して、今年カウントに含めた跡地があるため、辻褄合ってません)
今年は、
日帰り:1回
1泊2日:1回
であちこちほっつき歩いたのでした。
各地の皆さまお邪魔致しました。そして大変お世話になりましたm(_ _)m
今年は場所特定した飛行場/跡地がついに850を超えました。
また、今年はコロナの影響でほとんど出掛けることができませんでした。
感染拡大に歯止めがかからず、ここにきて変異種の報道もあり、先が見通せない状況なんですが、
「コロナ禍で車中泊急増」という話もあるため、
車中泊に限って再開しようかしらん。とも考え中です。
まあオイラの場合、車中泊ができるのは早くても5月以降なので、それまでにいろいろ情報を集めようと思ってます。
それから来年も1月から2月いっぱいまでコメント欄を閉じさせて頂きます。
来年2021年もどうぞよろしくお願い致しますm(_ _)m
とり。
朝鮮・宜徳飛行場跡地 [└日本統治時代の飛行場]
(未訪問)
前記事の連浦飛行場の南西約7kmにある宜徳飛行場。
ハングル版Wikiによれば、朝鮮人民軍が運営しており、
高麗航空平壌線の不定期便が設定されている飛行場です。
かつては日本陸軍の「宜徳飛行場」でした。
防衛研究所収蔵資料「陸空-本土防空-48飛行場記録 内地(千島.樺太.北海道.朝鮮.台湾を含む) 昭19.4.20第1航空軍司令部」
に1/20,000の要図があり、先頭のグーグルマップはこの要図から作図しました。
要図には、恒風:北西と書き込みがありました。
おおよそこんな感じということでご了承くださいませ。
同資料に当飛行場の情報がありました。
以下引用させていただきます。
位置 朝鮮咸鏡南道咸州郡宜徳面
積量 二四二二,六〇〇平方米
地表の状況 地表赤土なる為雨期に於ては泥濘化
し易し
周囲の状況 一般に松林なるも廣濶にして使用上
支障なし
天候気象交感 雨期に於ては泥濘化し易し冬期支障
なし
格納施設 格納庫四〇×三〇 四 四〇×四〇 四
居住施設 兵員収容力約六〇〇名
交通連絡 咸興-連浦-宜徳間幅員七米の道路
完整し冬季を通じ各種車輛の通過容
易なり
営外者住宅関係 飛行場に隣接し陸軍官舎完備しあり
其の他 記載無し
朝鮮・宜徳飛行場跡地
宜徳飛行場 データ
設置管理者:日本陸軍
種 別:陸上飛行場
所在地:朝鮮咸鏡南道咸州郡宜徳面(現・北朝鮮咸鏡南道定平郡)
座 標:N39°44′46″E127°28′41″
標 高:6m
滑走路:1,000mx300m
方 位:13/31
(座標、標高、方位はグーグルアースから)
この記事の資料:
防衛研究所収蔵資料「陸空-本土防空-48飛行場記録 内地(千島.樺太.北海道.朝鮮.台湾を含む) 昭19.4.20第1航空軍司令部」
朝鮮・連浦飛行場跡地 [└日本統治時代の飛行場]
(未訪問)
北朝鮮咸鏡南道咸興市にあるヨンポ飛行場。
ここはかつて日本陸軍の「連浦飛行場」でした。
防衛研究所収蔵資料「陸空-本土防空-48飛行場記録 内地(千島.樺太.北海道.朝鮮.台湾を含む) 昭19.4.20第1航空軍司令部」
に1/20,000の要図があり、先頭のグーグルマップはこの要図から作図しました。
恒風:北西(滑走路方向)と記入されていました。
要図がかなり大まかなもので、飛行場敷地、誘導路、格納庫等かなりおおざっぱに作図しています。
当時の滑走路は1,000mだったのですが、その滑走路の両端を延長する形で現在も運用しているようです。
同資料に当飛行場の情報がありました。
以下引用させていただきます。
位置 朝鮮咸鏡南道咸州
積量 一四四〇,〇〇〇平米
地表の状況 在来砂地盤上に畑土表土を敷均し転圧十二糎
に仕上げ芝生を植付けたるものなるも烈風に際し
漸次飛散しあり
周囲の状況 周囲は水田にして使用上支障なし
天候気象の交感 砂質地盤を粘土質土壌にて被いあるため大雨後
表土流失し易く冬季支障なし
格納施設 格納庫四〇×三〇 四 四〇×四〇 三
居住施設 兵員収容力約六〇〇名
営外者住宅 東北方約二十二粁咸興府内に陸軍官舎完備
関係 しあり
交通連絡 記載無し
其の他 記載無し
朝鮮・連浦飛行場跡地
連浦飛行場 データ
設置管理者:日本陸軍
種 別:陸上飛行場
所在地:朝鮮咸鏡南道咸州(現・北朝鮮咸鏡南道咸興市)
座 標:N39°47′30″E127°32′10″
標 高:3m
滑走路:1,000mx100m
方 位:13/31
(座標、標高、方位はグーグルアースから)
この記事の資料:
防衛研究所収蔵資料「陸空-本土防空-48飛行場記録 内地(千島.樺太.北海道.朝鮮.台湾を含む) 昭19.4.20第1航空軍司令部」
朝鮮・温井里飛行場跡地 [└日本統治時代の飛行場]
(未訪問)
北朝鮮平安南道。
前記事の平壌飛行場の西南西約50kmに、日本陸軍の「温井里飛行場」がありました。
■防衛研究所収蔵資料「陸空-本土防空-48飛行場記録 内地(千島.樺太.北海道.朝鮮.台湾を含む) 昭19.4.20第1航空軍司令部」
に1/10,000の要図がありました。
恒風は北西と書き込みがあります。
先頭のグーグルマップはこの要図から作図しました。
飛行場敷地の大きさについて、タテヨコ、複数の長さが記されており、
最大公約数的な作図をしました。
微妙にこんな感じの形と思います。
またこの飛行場の位置については、
すぐ東側に南浦温泉空港があり、どうしてもここに引っ張られてしまうのですが、
要図に含まれている1/20万の一般図から位置決めしました。
数キロ単位でズレているかもしれませんのでご了承くださいませ。
同資料に当飛行場の情報がありました。
以下引用させていただきます。
位置 朝鮮平安南道江西部端和面雪岩里
滑走地区 記載無し
付属設備 記載無し
周囲の状況 記載無し
気象 記載無し
其の他 記載無し
朝鮮・温井里飛行場跡地
温井里飛行場 データ
設置管理者:日本陸軍
種 別:陸上飛行場
所在地:朝鮮平安南道江西部端和面雪岩里(現・北朝鮮温泉郡 平安南道)
座 標:38°54'07.7"N 125°13'09.8"E
標 高:8m
飛行地区:1,250mx600m(不定形)
(座標、標高はグーグルアースから)
関連サイト:
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この記事の資料:
防衛研究所収蔵資料「陸空-本土防空-48飛行場記録 内地(千島.樺太.北海道.朝鮮.台湾を含む) 昭19.4.20第1航空軍司令部」