朝鮮・温井里飛行場跡地 [└日本統治時代の飛行場]
2024年11月更新(未訪問)
北朝鮮平安南道。
前記事の平壌飛行場の西南西約50kmに、日本陸軍の「温井里飛行場」がありました。
■防衛研究所収蔵資料「陸空-本土防空-48飛行場記録 内地(千島.樺太.北海道.朝鮮.台湾を含む) 昭19.4.20第1航空軍司令部」
に1/10,000の要図がありました。
恒風は北西と書き込みがあります。
先頭のグーグルマップはこの要図から作図しました。
飛行場敷地の大きさについて、タテヨコ、複数の長さが記されており、
最大公約数的な作図をしました。
微妙にこんな感じの形と思います。
またこの飛行場の位置については、
すぐ東側に南浦温泉空港があり、どうしてもここに引っ張られてしまうのですが、
要図に含まれている1/20万の一般図から位置決めしました。
数キロ単位でズレているかもしれませんのでご了承くださいませ。
同資料に当飛行場の情報がありました。
以下引用させていただきます。
位置 朝鮮平安南道江西部端和面雪岩里
滑走地区 記載無し
付属設備 記載無し
周囲の状況 記載無し
気象 記載無し
其の他 記載無し
本土航空作戦記録 (文書名: Japanese Monographs = 日本軍戦史 ; Monograph No. 23) (ボックス番号: 3)■
本土決戦の際、米軍が郡山付近に上陸した想定の飛行部隊展開配置図。
温井里飛行場も作戦に組み入れられていました。
詳しくは潭陽飛行場記事をご覧ください■
朝鮮・温井里飛行場跡地
温井里飛行場 データ
設置管理者:日本陸軍
種 別:陸上飛行場
所在地:朝鮮平安南道江西部端和面雪岩里(現・北朝鮮温泉郡 平安南道)
座 標:38°54'07.7"N 125°13'09.8"E
標 高:8m
飛行地区:1,250mx600m(不定形)
(座標、標高はグーグルアースから)
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この記事の資料:
防衛研究所収蔵資料「陸空-本土防空-48飛行場記録 内地(千島.樺太.北海道.朝鮮.台湾を含む) 昭19.4.20第1航空軍司令部」