兵庫県・川西鳴尾飛行場跡地 [├国内の空港、飛行場]
2023年10月訪問
出典:国土地理院ウェブサイト(地理院データを加工して作成)
兵庫県西宮市高須町にあった川西航空機鳴尾製作所。
にしのみやデジタルアーカイブ様■ によれば、
昭和5年12月、川西航空機は本社と工場を神戸から現・高須町に移しました。海軍の指定工場だった同社は終戦まで、海軍のための水上機と飛行艇を主に設計、製造していました。
とのことです。
上に貼った航空写真の赤で囲った部分がそれで、海に面した部分に滑走台がありました。
■国立公文書館デジタルアーカイブ 昭和十四年一月 航空要覧 逓信省航空局編輯 帝國飛行協会発行
の中で、「本邦飛行場一覧(昭和十三年十月現在)」非公共用飛行場 として以下記されていました(8コマ)■
名 称 川西鳴尾飛行場
経営者 川西航空機株式会社
所在地 兵庫縣武庫郡鳴尾村
水陸の別 水
滑走区域 鳴尾村鳴尾字大□一番地先水面
備 考 (記載無し)
「川西鳴尾飛行場」としてちゃんと登録されていたんですね。
赤マーカー地点。
ここから駐機場が始まっていたはず。
青マーカー地点付近(以下3枚とも)。
現在は防波堤?が続いていて、壁の向こう側は鳴尾浜臨海公園等が整備されていますが、
当時はこの壁の向こう側は海で、滑走台が設置されていました。
ここで180°回頭すると、
こんな感じ。
約50m幅の駐機場の先には、工場の広大な敷地が広がってました。
兵庫県・川西鳴尾飛行場跡地
川西鳴尾飛行場 データ
経営者:川西航空機株式会社
種 別:水上機用飛行場
所在地:兵庫縣武庫郡鳴尾村(現・西宮市高須町1-3-1)
座 標:34°41'52.1"N 135°22'16.5"E
標 高:2m
(座標、標高はグーグルアースから)
沿革
1930年08月 神戸から移転して開設
関連サイト:
ブログ内関連記事■