■ヒコーキ関係の場所・リスト■ [├場所]
北海道
祈りの塔■
上春別 RB29のプロペラ■
リンドバーグの壁画■
豊頃(MICとよころ)飛行場跡地■
計根別掩体壕■
能取水上基地跡地?■
あかびらスカイスポーツ振興センター専用空港■
たきかわスカイパーク■
新千歳空港国際線ターミナル■
新琴似四番通り■
京都合資会社■
月寒練兵場跡地■
国土交通省札幌航空交通管制部■
千歳市空港公園■
帯広第一飛行場掩体壕■
苫小牧ドローン飛行場■
アート・スミス飛行会場跡■
札幌駐屯地■
東 北
青森県・みちのく北方漁船博物館■
青森県・青森県立三沢航空科学館■
青森県・浜子海岸■
青森県・夜越山原野■
青森県・弘前練兵場跡地■
青森県・立川飛行隊の中継飛行場跡地■
青森県・七戸平野と小川原沼■
青森県・報知日米號搭乗員慰霊之碑■
秋田県・象潟海岸■
岩手県・慰霊の森■
岩手県・燕航空部隊発祥地碑■
岩手県・岩手県立一関第一高校■
岩手県・花巻防空監視哨跡地■
岩手県・北上平和記念展示館■
山形県・楯山防空監視哨跡■
山形県・城南練兵場跡地■
山形県・米沢飛行場(計画?)■
宮城県・石巻防空監視隊第四監視哨跡■
福島県・会津塩川バルーンフェスタ■
福島県・ウルトラマン空港■
福島県・千咲原飛行場候補地■
福島県・郡山歴史資料館■
福島県・野沢秘匿飛行場候補地■
福島県・千咲原飛行場候補地■
福島県・浪江航空基地(候補地)■
福島県・南相馬滑走路(福島ロボットテストフィールド内)■
福島県・浪江町滑走路(福島ロボットテストフィールド内)■
福島県・勿来風船爆弾打ち上げ基地跡■
関 東
栃木県・男鹿高原駅前広場緊急ヘリポート■
栃木県・栃木国際ハブ空港(構想)■
栃木県・ツインリンクもてぎ■
栃木県・烏山防空監視哨跡■
栃木県・栃木国際ハブ空港(構想)■
栃木県・金丸原飛行場掩体壕■
栃木県・東武今市飛行場(計画)■
栃木県・口粟野防空監視哨跡■
栃木県・JUIDA・那須塩原試験飛行場■
茨城県・つくばヘリポート■
茨城県・霞ヶ浦海軍航空隊の遺跡■
茨城県・県立水戸工高/練兵場■
茨城県・JUIDA・GOKOつくば試験飛行場■
茨城県・大津風船爆弾打ち上げ基地跡■
茨城県・水戸つばさの塔■
茨城県・歩兵第二連隊練兵場跡地■
茨城県・茨城縣立工業學校跡地■
千葉県・銚子ボルタック■
千葉県・さくらの山公園■
千葉県・航空科学博物館■
千葉県・船橋無線塔記念碑■
千葉県・山縣飛行士殉空の地碑■
千葉県・大慶園ヘリポート■
千葉県・稲毛民間航空記念館■
千葉県・下滝田基地跡地■
千葉県・館山海軍航空隊宮城掩体壕■
千葉県・館山海軍航空隊香掩体壕■
千葉県・赤山地下壕跡■
千葉県・千葉県立佐倉高等学校■
千葉県・御宿VORTAC■
千葉県・鳥居崎埋立地■
千葉県・千葉県立千葉中学校・高等学校■
千葉県・松戸駐屯地のC-1■
千葉県・県営千葉県魚群探見飛行場跡地■
千葉県・習志野演習場の不時着場跡地■
千葉県・根形(第二木更津)飛行場候補地■
千葉県・香取航空基地周辺の掩体壕■
千葉県・東葛飾高等学校■
千葉県・旧陸軍気球聯隊第二格納庫跡■
千葉県・亜細亜航空学校水上班建設予定地■
千葉県・風船爆弾打ち上げ基地跡■
千葉県・特攻機「桜花四三乙型」行川基地跡■
群馬県・群馬ヘリポート■
群馬県・高崎ヘリポート■
群馬県・向井千秋記念子ども科学館■
群馬県・邑楽町 B29墜落地点■
群馬県・御巣鷹の尾根■■
群馬県・東村花輪防空監視哨跡■
群馬県・長野原防空監視哨跡■
群馬県・新田荘歴史資料館■
群馬県・伊勢崎市の防空監視哨跡■
群馬県・中島新邸■■
群馬県・尾島RCスカイポート■
群馬県・西小泉駅周辺■
群馬県・熊谷線の橋脚■
群馬県・中島飛行機太田製作所■
群馬県・中島飛行機小泉製作所跡■
群馬県・中島飛行機地下工場跡■
群馬県・中島飛行機小泉製作所伊勢崎第一工場跡■
群馬県・中島飛行機小泉製作所伊勢崎第二工場跡■
埼玉県・熊谷の防空監視哨跡地■
埼玉県・妻沼駅跡以南■
埼玉県・東武熊谷線物語・1,2■■
埼玉県・吉見百穴地下軍需工場跡■
埼玉県・川島ヘリポート■
埼玉県・桶川飛行学校跡地■
埼玉県・東武東上線物語・1~3■■■
埼玉県・国土交通省 坂戸航空無線通信所■
埼玉県・土屋公園の碑■
埼玉県・三澤建設ヘリポート■
埼玉県・所沢航空記念公園■
埼玉県・越谷防災基地■
埼玉県・秋ヶ瀬ヘリポート■
埼玉県・陸上自衛隊朝霞訓練場の観閲道■
埼玉県・JUIDA・大宮試験飛行場■
埼玉県・風船爆弾工場跡■
東京都・東京ヘリポート■
東京都・東京大空襲・戦災資料センター■
東京都・東京シティエアターミナル■
東京都・旧陸軍調布飛行場白糸台掩体壕■
東京都・旧日立航空機株式会社立川工場変電所■
東京都・成増陸軍飛行場の掩体壕■
東京都・京浜島つばさ公園■■■■
東京都・三宅村ヘリポート■
東京都・第二/三八丈島航空基地候補地■
東京都・第四八丈島航空基地候補地■
東京都・東京市飛行場(計画)■
東京都・母島海軍航空基地(計画)■
東京都・青山練兵場跡地■
東京都・戸山が原練兵場跡地■
東京都・国産飛行機発祥の地■
東京都・八幡山滑空場(予定地)■
東京都・ホンダウエルカムプラザ 青山■
東京都・中島飛行機東京工場跡地■
東京都・中島飛行機武蔵製作所跡地■
東京都・武蔵製作所の引き込み線跡■
東京都・武蔵野ふるさと歴史館■
神奈川県・野島掩体壕■
神奈川県・厚木飛行場臨時滑走路跡■
神奈川県・県立商工実習学校■
神奈川県・船越の防空監視哨跡■
神奈川県・磯子町の市電埋立地■
神奈川県・青根防空監視哨跡■
中 部
新潟県・阿賀野川河口付近■■
新潟県・新潟県立柏崎高等学校■
新潟県・山本五十六記念館■
新潟県・高田公園■
新潟県・新潟市海岸線、新潟市學校町濱滑空場跡地■
新潟県・深才航空基地跡地(推定位置)■
新潟県・笹岡航空基地(推定)■
新潟県・英国機着陸記念塔■
長野県・大町防空監視哨跡■
長野県・陸軍松本飛行場跡地■
長野県・富草防空監視哨跡■
長野県・飯沼飛行士記念館■
長野県・上田市 松脂採取痕跡松■
長野県・上田市 仁古田飛行機製造地下工場跡■
長野県・下諏訪町赤砂崎公園防災ヘリポート■
長野県・東長倉小学校跡地■
長野県・聖博物館(航空博物館)■■
長野県・佐久市中央図書館■
長野県・軽井沢ゴルフ倶楽部■
長野県・岡谷防空監視哨跡■
山梨県・大月防空監視哨跡■
静岡県・中島飛行機三島製作所跡地■
静岡県・静岡ヘリポート■
静岡県・エアーパーク 航空自衛隊 浜松広報館■
静岡県・一色海岸■
静岡県・静岡県立磐田南高校■
静岡県・中島飛行機原谷地下工場跡地■
静岡県・三方原飛行場の掩体壕■
静岡県・緑十字機不時着の碑■
静岡県・和地山練兵場跡地■
静岡県・JUIDA・富士箱根ランド試験飛行場跡地■
富山県・富山県立高岡工芸高等学校■
石川県・航空プラザ■
石川県・石川県立大聖寺高校■
石川県・粟ヶ崎砂丘■
石川県・東善作氏誕生之地碑■
石川県・松波飛行場跡地■
福井県・鯖江不時着場跡地■
福井県・敦賀練兵場跡地■
福井県・亀山防空監視哨跡■
岐阜県・道の駅クレール平田のヘリポート■
岐阜県・ かかみがはら航空宇宙博物館■
愛知県・航空館boon■
愛知県・エアポートウオーク■
愛知県・名古屋城北練兵場着陸場跡地■
愛知県・伊良湖附近不時着場跡地■
愛知県・フライト・オブ・ドリームズ■
愛知県・スペースジェットの格納庫(など)■
関 西
滋賀県・比叡山桜花特攻基地跡地■
滋賀県・虎姫高校■
滋賀県・野洲川滑空場計画地■
滋賀県・滋賀県平和祈念館■
滋賀県・柏木航空基地(未着工・推定位置)■
滋賀県・におの浜観光港(せとうちSEAPLANES試験飛行場)■
滋賀県・びわ湖空港(計画中止)■
京都府・舞鶴の防空監視哨跡■
京都府・二十連隊練兵場跡地■
京都府・JUIDA・ATR けいはんな試験飛行場跡地■
奈良県・奈良県立畝傍高等学校■
奈良県・美吉野運動場跡地■
奈良県・防災用飛行場(計画)■
和歌山県・和歌山県立星林高等学校■
和歌山県・和歌山陸軍練兵場跡地■
和歌山県・和歌山県立桐蔭高校■
和歌山県・和歌山県立向陽高校■
和歌山県・紀南ヘリポート■
和歌山県・王子ヶ浜■
和歌山県・スペースポート紀伊■
大阪府・大正飛行場掩体壕■
大阪府・桃山学院中学校・高等学校■
大阪府・大阪府立住吉高等学校■
大阪府・府立生野高等学校跡地■
大阪府・津守神社南方地区■
大阪府・大阪府立高津高等学校■
大阪府・常翔学園高等学校、中学校■
大阪府・池田市立池田中学校■
大阪府・大阪府立鳳高等学校■
大阪府・陸軍航空廠跡地■
大阪府・藤井寺の無蓋掩体壕群跡地■
兵庫県・千里川土手■
兵庫県・神戸高等工業学校跡地■
兵庫県・西武庫公園■
兵庫県・尼崎北高等学校■
兵庫県・甲南大学岡本キャンパス■
兵庫県・城北練兵場跡地■
兵庫県・国土交通省神戸航空交通管制部■
中 国
鳥取県・酒井片桐飛行殉難碑■
鳥取県・美保基地掩体壕■
鳥取県・皆生海岸臨時飛行場跡地■
鳥取県・美保飛行場の掩体壕その2■
鳥取県・鳥取県立博物館■
鳥取県・YS-11の胴体跡地■
鳥取県・日野川空港跡地■
鳥取県・皆生海軍省通信隊通信壕跡■
岡山県・廃川地■
広島県・甲山防空監視硝跡地■
広島県・豊栄飛行場■
広島県・広島ヘリポート■■
広島県・広島県立尾道北高等学校■
広島県・港湾監視所跡■
島根県・大峯山偽装飛行場跡地■
島根県・北浜防空監視哨跡■
山口県・岩国錦帯橋空港■
山口県・大平山■
山口県・山口宇部空港「ふれあい公園」■
山口県・関門医療センターヘリポート■
山口県・防石鉄道新橋停車場予定地■
山口県・菊ヶ浜海岸■
山口県・山口駐屯地訓練場■
山口県・藤曲の飛行場(計画)■
四 国
香川県・さぬきこどもの国■
香川県・二宮忠八飛行館■
高知県・高知空港周辺の掩体壕■
高知県・日章飛行場の防空監視哨跡■
愛媛県・松山空港周辺の掩体壕■■■
愛媛県・海軍呉警備隊由利島聴測照射所指揮所跡■
愛媛県・栗野浦の仮設飛行場跡地■
愛媛県・八幡浜湾■
愛媛県・伽藍山防空監視哨聴音壕跡■
徳島県・徳島空港■
徳島県・民間航空発祥の地碑■
徳島県・四三聯隊練兵場(徳島航空学校)跡地■
徳島県・金磯海岸■
九 州
福岡県・新行橋病院ヘリポート■
福岡県・小倉北区魚町の防空監視哨■
福岡県・旧小倉陸軍造兵廠の防空監視哨■
福岡県・航空交通管理センター、福岡航空交通管制部■
福岡県・大刀洗飛行場の掩体壕■
福岡県・大刀洗平和祈念館■
福岡県・大牟田市役所の防空監視硝■
福岡県・久留米練兵場着陸場跡地■
福岡県・福岡県立福岡高校■
福岡県・B29墜落地点■
福岡県・リンドバーグ飛来記念写真パネル■
佐賀県・海軍飛行場候補地 仮屋湾■
佐賀県・佐志海岸■
佐賀県・西ノ浜■
佐賀県・陸軍唐津飛行場候補地(大土井)■
佐賀県・松浦川岸■
佐賀県・虹の松原■
佐賀県・ジャピー氏遭難碑■
佐賀県・佐賀インターナショナルバルーンフェスタ■
佐賀県・佐賀空港のYS-11■
佐賀県・伊万里農道離着陸場計画■
長崎県・川棚防空監視哨跡■
長崎県・長崎空港A滑走路地区(大村航空基地)■
熊本県・熊本渡鹿練兵場不時着場跡地■
熊本県・熊本帯山練兵場不時着場跡地■
熊本県・熊本渡鹿練兵場不時着場跡地■
熊本県・熊本帯山練兵場不時着場跡地■
熊本県・人吉海軍航空隊 庁舎居住地区等■
熊本県・東山公園 殉空の碑■
大分県・佐伯海軍航空隊の掩体壕■
大分県・宇佐市平和資料館■
大分県・大神回天基地跡地(水上機)■
大分県・大分練兵場不時着場跡地■
大分県・殉空の碑■
大分県・鎮魂碑■
大分県・海軍航空廠高城発動機工場跡■
大分県・HOV.OTA(西大分側)(建設中)■
宮崎県・都城東飛行場跡地■
宮崎県・唐瀬原飛行場の滑走路跡地■
宮崎県・宮崎空港の周辺探索■
宮崎県・茶屋平特攻基地予定地■
宮崎県・トドロバエ■
鹿児島県・ 知覧特攻平和会館■
鹿児島県・鹿屋航空基地資料館■
鹿児島県・出水飛行場の掩体壕■
鹿児島県・笠野原飛行場の川東掩体壕■
鹿児島県・伊敷練兵場跡地■
鹿児島県・ニシムタ スカイマーケット鴨池店■
鹿児島県・枕崎ヘリポート■
鹿児島県・鴨池競馬場跡地■
鹿児島県・瀬滝飛行場(南飛行場)跡地(工事中止)■
沖 縄
沖縄県・伊平屋ヘリポート■
沖縄県・伊平屋空港予定地■
沖縄県・本部監視哨跡■
沖縄県・辺野古V字滑走路建設予定地■
沖縄県・瀬長島■■
沖縄県・那覇空港国際線ターミナル■
沖縄県・糸満防空監視哨跡■
徳島県・金磯海岸 [├場所]
2024年5月訪問
1/25000「立江」大正6年測図「今昔マップ on the web」から作成
徳島県小松島市金磯町金磯海岸。
大正12年、日本航空輸送研究所の井上氏は、ここに飛行機の格納庫を建設しました。
■徳島市史 第3巻 (産業経済編・交通通信編)753p
徳島において航空思想を普及し民間飛行士を養成するため、大正十二年徳島市大字富田浦町字東富田(現秋田町)に出張所を開設、勝浦郡小松島町金磯海岸に総工費一万5000円をもって、飛行機三機を収容できる格納庫を建設し、張三等飛行士を教官に任命した。
水上機による民間定期航空路線開設が大正11年でしたから、その翌年のことです。
「航空思想を普及し民間飛行士を養成する」という目的だったんですね。
因みにお隣の横須の海岸には定期便の水上機基地がありました。
赤マーカー周辺
徳島県・金磯海岸
金磯海岸 データ
設置管理者:井上長一
所在地:徳島県勝浦郡小松島町(現・小松島市金磯町)金磯海岸
座 標:33°59'46.5"N 134°36'21.4"E
(座標はグーグルアースから)
沿革
1923年 現秋田町に出張所開設、金磯海岸に格納庫建設
関連サイト:
ブログ内関連記事■
この記事の資料:
徳島市史 第3巻 (産業経済編・交通通信編)
徳島県・四三聯隊練兵場(徳島航空学校)跡地 [├場所]
2024年5月訪問
1/25000「徳島」昭和9年二修「今昔マップ on the web」から作成(2枚とも)。
徳島県徳島市庄町にある蔵本公園。
かつてここには四三聯隊練兵場があり、練兵場の一隅には「徳島航空学校」がありました。
■徳島市史 第3巻 (産業経済編・交通通信編)758p
(二)徳島航空学校の設立
民間飛行家横山友象は、航空思想を普及し民間飛行士を養成するため、徳島航空学校の設立を計画、小幡徳島県知事、青山二二旅団長ら県内有志の後援を得て、大正十五年六月徳島市寺島町に創立事務所を開設し、年内開校を目指して諸般の準備をすすめた。そして間もなく名東郡加茂名町の四三聯隊練兵場(現蔵本公園)の一隅に徳島航空学校を開校すると共に徳島市寺島町字稲田跡に事務所を開設した。
徳島航空学校は、民間飛行士の養成と併せて航空思想を普及するため次のような事業を行うことにしていた。
一 飛行機操縦士および機関士の養成
二 自動車技術者の養成
三 空中撮影による地形の測量
四 非常事変に於ける通信連絡飛行
五 魚群、難船、山火事の発見及び海洋山林事件の捜査飛行
六 旅客貨物郵便物の空中輸送
七 航空気象学の研究
八 各種宣伝ビラ散布及宣伝飛行
九 航空知識の普及を目的とする高等曲技飛行の実施
十 同乗遊覧飛行 同乗飛行は一般休日と定め、同乗券は一二円とする
徳島航空学校の本科飛行機操縦生は、剣山号・徳島号など四機を使用して訓練を重ねた。学校創設以来既に飛行回数二一四回に達した富岡町樫野喜久雄・坂東町岩田源一・松茂村石田貞夫・岡田博文・門田秀夫らは、昭和三年第一期生として卒業した。岩田源一は、岐阜県各務ケ原において三等飛行士試験に合格、昭和五年には埼玉県所沢飛行学校において二等飛行士試験に合格して、母校の教官となり後輩操縦生の指導にあたった。
昭和二年五月八日、徳島県・徳島市・歩兵第四三聯隊・徳島商業会議所・徳島市消防組・帝国飛行協会・帝国在郷軍人会・各新聞社の後援の下に、鮎喰川原において関西航空ページェント大会が開催された。航空思想の普及宣伝のため総経費一万余円をもって計画されたこの航空大会では、当時一流の民間飛行家といわれた片岡・遠藤・和田・石野・張・乗池・横山らの各一等飛行士をはじめ、女流飛行家木部シゲノ、阪妻プロ俳優原田龍治、ドイツ人ジョーヘッゲーらが、つぎつぎに妙技を披露し、さらに歩兵四三聯隊将兵と空陸攻防戦を展開するなど数万の観衆を魅了したという。
上記資料内で「鮎喰川原で開催された関西航空ページェント大会」について触れていますが、
練兵場すぐ近くを流れてますね。
鮎喰川はあるのですが、大会が開催された「鮎喰川原」については、場所を特定することができませんでした。
上の地図は、鮎喰川の中でも特に川原が広々としている部分です。
練兵場も近いし、もしかしてこの広々とした川原が大会会場になっていたのかも。
(場所がキチンと特定できれば別記事にするところなんですが、練兵場とも関りがあるので、ここに含めました)
昭和二年十月一日、新たに自動車科を設けて、自動車運転手の養成に乗り出した。コンクリート舗装の練習場を新
設し、シボレー・フォードなど一〇数台の自動車を使用したので、練習生が殺到した。しかし、昭和七年、上海事変の勃発によって練兵場における兵士の訓練が激しくなったので、廃校のやむなきにいたった。
ということで、上海事変の勃発により練兵場の間借りができなくなってしまいました。
約10年間の使用で廃校となってしまったのですが、
しかし徳島航空学校はこれで完全に終了した訳ではありませんでした。
(続きます)
徳島市史編さん室 編『徳島市史』第3巻 (産業経済編・交通通信編),徳島市教育委員会,1983.3. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/9575283 (参照 2024-07-13)(上2枚とも)
赤マーカー地点。
美しく整備の行き届いた蔵本公園。
今から100年程昔、ここ四三聯隊練兵場でヒコーキが飛び回っていました。
徳島県・四三聯隊練兵場(徳島航空学校)跡地
四三聯隊練兵場(徳島航空学校) データ
設置管理者:横山友象
種 別:陸上飛行場
所在地:徳島県徳島市庄町
座 標:34°04'28.7"N 134°30'53.6"E
標 高:5m
面 積:12.3ha
飛行場:400mx330m(不定形)
(座標、標高、飛行場大きさはグーグルアースから。面積は市史から)
沿革
1926年06月 創立事務所開設。その後徳島航空学校開校、事務所開設
1927年05月 8日 鮎喰川原にて関西航空ページェント大会開催
1928年 第一期生卒業
1932年 廃校
1935年09月 11日 沖洲町高洲海岸付近の市有地にて徳島航空学校再興
関連サイト:
ブログ内関連記事■
この記事の資料:
徳島市史 第3巻 (産業経済編・交通通信編)
熊本県・東山公園 殉空の碑 [├場所]
2024年5月訪問
熊本県玉名郡和水町にある東山公園。
ここに「殉空の碑」があります。
小さな公園ですが、駐車場とトイレが整備されていて、赤矢印の所から登っていきます。
この写真だと緑のスロープのように見えますが、
太平洋戦争も終局を迎えた昭和二十年八月八日午前十時沖縄より北九州方面の攻撃に向かうボーイングB29爆撃機の大編隊の眞只中に敢然と単機迎撃をかけた大村海軍航空隊所属石塚少尉搭乗の紫電戦闘機が此の地の上空で壮烈なる散華を遂げた
当時此の地は黄楊・這松の群生する原野であつたが遺体捜索に当つた村人達によつてねんごろに荼毘に附され遺骨は後日遺族のもとに手厚く引き渡された
戦後昭和二十一年九月十六日地元浦部及び萓原地区の青年団員の手で此処戦死の地に墓碑が建立されたが爾来四季廻り時流れて三十有余年此の地も農業の近代化によつて蜜柑の植栽が進み本町の一大オレンジベルト地帯を形成し往時の面影は一変した
なかんずく基幹農道の建設計画に伴ない墓碑の移転を余儀なきに至らしめるに及び町内在住の旧海軍飛行予科練習生出身生存者有志相計り七生報国悠久の大義に殉じた
同海軍少尉の冥福を心より祈りつゝ此処三加和町明治百年記念公園の一隅に遷置せるものである
ここに三十三回忌悲傷の日を迎えるに当り縁起を記す 合掌 昭和五十三年八月八日 三加和町内居住旧海軍飛行予科練習生 生存者有志一同
熊本県・東山公園 殉空の碑
東山公園 殉空の碑 データ
所在地:熊本県玉名郡和水町
座 標:33°05'23.8"N 130°36'23.1"E
標 高:258m
(座標、標高はグーグルアースから)
沿革
1945年08月 8日 石塚少尉、B29に単機迎撃
1946年09月 16日 墓碑建立
1978年08月 8日 墓碑遷置、墓誌設置
関連サイト:
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福岡県・リンドバーグ飛来記念写真パネル [├場所]
2024年5月訪問
1/25000「福岡」昭和11年二修「今昔マップ on the web」から作成(戦時改描の可能性)
福岡県福岡市東区名島海岸。
ここにリンドバーグ飛来記念写真パネルがあります(赤マーカー地点)。
パンナムから北太平洋航路調査の依頼を受け、その一環で、昭和6年(1931年)9月17日、
当名島飛行場に飛来したのでした。
単独大西洋無着陸飛行から4年後のことでした。
国内の飛行ルートは、根室→霞ケ浦→大阪→名島 でした。
パネルが設けられたこの場所は、実際の飛行場からは200m少々離れていますが、
水上機が離着水した雰囲気が感じられます。
福岡県・リンドバーグ飛来記念写真パネル
リンドバーグ飛来記念写真パネル データ
所在地:福岡県福岡市東区名島1丁目29
座 標:33°38'50.1"N 130°25'19.5"E
(所在地、座標はグーグルアースから)
沿革
1931年9月17日 大阪から飛来
関連サイト:
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