朝鮮・元山飛行場跡地 [└日本統治時代の飛行場]
2024年10月 記事作成(未訪問)
「附図第3 元山飛行場略図 7」JACAR(アジア歴史資料センター)Ref.C13020881400、飛行場周辺地図 (迎日.蔚山.元山.平澤.連浦)(防衛省防衛研究所)(上2枚とも)
朝鮮民主主義人民共和国 江原道 元山(ウォンサン/げんざん)市 葛麻洞にある軍民共用の葛麻飛行場。
かつてここは日本海軍の「元山飛行場」でした。
グーグルアース2002年5月の画像に日本軍当時の滑走路、誘導路の痕跡がかなり残っていました。
先頭のグーグルマップは、グーグルアース2002/5/21の画像と上に貼った「附図第3 元山飛行場略図」
から作図しました。
作図してから確認したのですが、上に貼った図で東西方向の滑走路の長さが「1500」となっているのですが、
グーグルアース2002/5/21の画像で確認したところ、これは1,500mではなく、恐らく1,300mと思います。
(滑走路東端のターニングパッドがハッキリ残ってて、ここから西側に1,350m先から海になる)
「元山海軍飛行場ケーブル工事に関する件」JACAR(アジア歴史資料センター)Ref.C01004461400、密大日記 第6冊 昭和13年(防衛省防衛研究所)
昭和13年10月、元山飛行場建設に関連した地下ケーブル工事、
こっちはもう準備整ってるけど陸軍さんのせいで工事出来ない。
陸軍さんどうなってますのん? という内容^^;
この電報から、元山飛行場は恐らく昭和13年頃建設が始まったのではないかと。
Wiki/葛麻飛行場 によれば、
第二次大戦後、朝鮮戦争で米海兵隊が使用、休戦後は朝鮮人民軍が使用。
2014年に軍民共用化のため着工、2015年にターミナルビル公開。
とのことでした。
こっちはもう準備整ってるけど陸軍さんのせいで工事出来ない。
陸軍さんどうなってますのん? という内容^^;
この電報から、元山飛行場は恐らく昭和13年頃建設が始まったのではないかと。
Wiki/葛麻飛行場 によれば、
第二次大戦後、朝鮮戦争で米海兵隊が使用、休戦後は朝鮮人民軍が使用。
2014年に軍民共用化のため着工、2015年にターミナルビル公開。
とのことでした。
朝鮮・元山飛行場跡地
(1)元山飛行場 データ
設置管理者:日本海軍
種 別:陸上飛行場
座 標:39°10'04.1"N 127°28'50.1"E
標 高:3m
滑走路:1,000mx80m(18/36)、1,500mx80m(08/26)
(座標、標高、方位はグーグルアースから。滑走路長さはアジ歴資料から)
(2)葛麻飛行場(現在) データ
設置管理者:朝鮮民主主義人民共和国
種 別:軍民共用
3レター:WOS
4レター:ZKWS
所在地:朝鮮民主主義人民共和国 江原道 元山市 葛麻洞
座 標:39°9'52"N 127°29'19"E
標 高:2m
滑走路:3,125m×50m(15R/33L)、3,500m×60m(15L/33R)、500m×30m(02/20)
(データはWikiから)
沿革
1938年 この頃着工
1940年 元山航空隊開隊
1945年 終戦
1950年 朝鮮戦争中アメリカ海兵隊が使用
1953年 休戦。朝鮮人民軍が使用
2014年 軍民共用化工事
2015年 旅客ターミナル公開
2016年 元山国際友好航空祝典。航空ショー
2018年 平昌オリンピックで使用
関連サイト:
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拡大してみたら、いかにも古そうなヒコーキが並んでいましたね!
by an-kazu (2024-12-23 17:43)
ありますね~。
70年近く前の戦闘機が現役って、スゴイ!!
by とり (2024-12-24 05:49)