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広島市東練兵場着陸場跡地 [├国内の空港、飛行場]

   2015年10月訪問 2019/2/26更新  

無題a.png
1945/07/25(USA 5M335 9534) 

出典:国土地理院ウェブサイト(地理院データを加工して作成) 


広島県広島市東区、広島駅北側に広がっていた「広島市東練兵場」。

この練兵場内に着陸場が設定されていました。

防衛研究所収蔵資料:「昭和10年11月 刊行 中国及四国地方不時着陸場 水路部」に着陸場の地図があり、

先頭のグーグルマップはそこから作図しました。

同資料の情報を以下引用させて頂きます。

広島東練兵場(昭和10年2月調)
広島県広島市北東部

着陸場の状況
高さ 平均水面上約3米。
広さ及形状 本練兵場は長さ東西約900米、幅南北約400米にして着陸地
域は其の略中央部の長さ東西約700米、幅南北平均約150米の東西に長き図示
の地区なり(付図参照)。
地表の土質 尋常土。
地面の状況 練兵場内各場端付近に多少の凸凹あるも着陸地域及其の付近
一帯は地表堅硬なる平坦地なり・殆ど全面に疎なる芝を生ず・平坦なるを以て
排水概して良好ならず降雨後地表稍軟弱と為る地区あるも各種飛行機の離着陸
に支障なし・北東隅付近場内に湿地あり・場の略中央部に南北に通ずる幅約2
米の道路あるも離着陸に支障と為らず。
場内の障碍物 着陸地域内にはなし・場の北西隅より内方約120米に高さ
約12米の松の独立樹あり・北端中央部に鉄条網あり・東端略中央部に内務省
材料置場あり・南東側の東部に訓練用の壕4あり。
適当なる着陸方向 東又は西。
施設 場の北西方約800米二葉山(133.7)山頂の東側に在る高さ約6米の
柱上に吹流を常時掲揚しあり。
其の他
軍用機及民間機は本練兵場を着陸場として屡使用す・本練兵場は民間定期航空
路の不時着陸場なり。
 

当練兵場で軍用、興業等の目的で、萱場式オートジャイロ、グライダーや軽飛行機等が飛んでいました。

ここは広島県内での初飛行の地でもあるのだそうです。

また「航空年鑑昭和15年」大日本飛行協会編(昭和16年発行)「學校グライダー部一覽」(昭和15年10月現在)の中で、

廣島高等工業學校(当時)に滑空部があり、「廣島市東練兵場」を滑空場として使用していたとありました。

この情報はアギラさんから頂きました。アギラさんありがとうございましたm(_ _)m

県立広島商業でも、毎週日曜日に滑空部の訓練をしていたという記録も残っています。

「広島市練兵場」があるということは、当然西練兵場もあります。

西練兵場は約2km西にあり、広島城と原爆ドームの間に位置していたのですが、

東西の練兵場が両方とも飛行場として使用されていたとするサイト様と、

東の方が広いので、もっぱら東が飛行場に使用されたとするサイト様があります。

もしかすると、時代による違いもあったのかもしれません。

現在のところ、西練兵場でヒコーキが飛んでいたとハッキリ確認することができておりません。

米軍作成の地図:JAPAN CITY PLANS 1:12,500 の HIROSHIMA(下記リンク参照)では、

上図囲った部分がおおよそ「東練兵場と軍用飛行場」と記されています。

 

D20_0046.jpg

東練兵場に騎兵隊の敷地が隣接しており、碑がまとまって設置してありました。

 

D20_0044.jpg

碑の近くから練兵場方向

現在このエリアは大規模再開発事業の真最中。


      広島県・広島市東練兵場着陸場跡地     

広島市東練兵場着陸場 データ

設置管理者:陸軍
所在地:広島県広島市北東部(現・広島市東区光町他)
座 標:N34°23′56″E132°28′49″
標 高:3m
着陸帯:700m×150m
(座標はグーグルアースから)

沿革
1935年 この頃着陸場があった
1945年10月現在 滑空訓練実施

関連サイト:
JAPAN CITY PLANS 1:12,500/HIROSHIMA    
ブログ内関連記事       

この記事の資料:
「航空年鑑昭和15年」大日本飛行協会編(昭和16年発行)「學校グライダー部一覽」(昭和15年10月現在)
防衛研究所収蔵資料:「昭和10年11月 刊行 中国及四国地方不時着陸場 水路部」


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