朝鮮・會文飛行場跡地 [└日本統治時代の飛行場]
(未訪問)
北朝鮮にある軍民共用の清津空港。
かつては日本陸軍の「會文飛行場」でした。
ややこしい話になってしまうのですが、
当飛行場の北北東約40kmに清津市があり、清津市内に日本陸軍の「清津飛行場」がありました。
(その後開発が進み、現在飛行場があったとは分からなくなってます)
で、この清津市から40km離れた場所に日本陸軍の「會文飛行場」が造られ、
この「會文飛行場」が現在は清津空港になっています。
ここは清津市じゃないのに、なぜに清津空港??
と不思議なのですが、ハングル版Wiki/清津空港にこんなことが書かれていました(Google翻訳)。
歴史 日本植民地時代に日本軍によって建設された。飛行場を建設する際に清津市の中心部近くに既に清津飛行場[2]があって、当時の行政区域が京城郡週北面回ムンドンだったので回文飛行場(會文飛行場)に呼ばれた。
韓国戦争時、米空軍はこの飛行場を「K-33」に、聴診飛行場を「K-34」と命名したが、米空軍の空襲で聴診飛行場と近くの都心が破壊されて清津市内中心部から遠く離れた場所に聴診市の空港で書いている。
つまり簡単に言うと、
…よくわかんない。
防衛研究所収蔵資料「陸空-本土防空-48飛行場記録 内地(千島.樺太.北海道.朝鮮.台湾を含む) 昭19.4.20第1航空軍司令部」
に1/5,000の要図があり、先頭のグーグルマップはこの要図から作図しました。
こんな感じだったのではないかと。
同資料に当飛行場の情報がありました。
以下引用させていただきます。
位置 朝鮮咸鏡北道會文洞
積量 一二〇〇,〇〇〇平米
地表の状況 概ね平坦にして硬度普通砂交り泥土
周囲の状況 北方に山岳あり東は海に近し
天候気象の交感 記載無し
格納施設 記載無し
■■施設 記載無し
交通連絡 北方二粁に會文駅あり
朝鮮・會文飛行場跡地
會文飛行場 データ
設置管理者:日本陸軍
種 別:陸上飛行場
所在地:朝鮮咸鏡北道會文洞(現・北朝鮮咸鏡北道漁郎郡)
座 標:41°26'05.7"N 129°39'20.1"E
標 高:2m
飛行地区:1,200mx1,000m
(座標、標高はグーグルアースから)
この記事の資料:
防衛研究所収蔵資料「陸空-本土防空-48飛行場記録 内地(千島.樺太.北海道.朝鮮.台湾を含む) 昭19.4.20第1航空軍司令部」
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