大篠津飛行場跡地 [├国内の空港、飛行場]
2012年10月訪問 2022/1更新
撮影年月日1947/10/07(昭22)(USA M515-6 27)■
出典:国土地理院ウェブサイト(地理院データを加工して作成)
鳥取県境港市、米子空港のすぐ北側にあった「大篠津飛行場」。
ここに飛行場があった。ということはハッキリしているのですが、
当地のまちBBSでも滑走路があった正確な場所については諸説あり確定していないようです。
■防衛研究所収蔵資料「海軍航空基地現状表 内地之部 舞鶴鎮守府航空基地現状表」
の中で、当飛行場について一部次のように記載がありました。
基地名:大篠津 建設ノ年:1945 飛行場 長x幅 米:1000x30方向NW 主要機隊数:小型 主任務:退避
■戦前戦後の飛行場・空港総ざらえ」では、滑走路の長さについて、1,000mx50mとありました。
■「航空特攻戦備」第2期 として以下記載がありました(下記リンク参照)。PUTINさんから情報頂きましたm(_ _)m
方面 舞鶴
牧場 大篠津
滑走路 五〇×六〇〇
縣郡村 鳥取、西清(ママ) 大篠津村
記事 既成
先頭のグーグルマップは上に貼った航空写真から作図したのですが、作図してから測ってみたら、
625mx50mでした。
余りにも長さが違うのですが、航空写真で見ると、滑走路の北側部分には造成したような跡があり、
もしかしたら北方向に延長するつもりだったのかもしれません。
赤マーカー地点。
滑走路跡が真っ直ぐな道路の地割となり残っています。
鳥取県・大篠津飛行場跡地
当飛行場については情報が限られており、沿革等不明です
大篠津飛行場 データ
設置管理者:旧海軍
種 別:秘匿飛行場
所在地:鳥取県境港市高松町
座 標:N35°30′55″E133°14′14″
標 高5m
滑走路:1,000mx30m
方 位:16/34
(座標、標高、方位はグーグルアースから。滑走路長は防衛研究所資料から)
関連サイト:
「航空特攻戦備」第2期(21コマ)■
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この記事の資料:
「21世紀へ伝える航空ストーリー 戦前戦後の飛行場・空港総ざらえ」
防衛研究所収蔵資料「海軍航空基地現状表 内地之部 舞鶴鎮守府航空基地現状表」
戦後67年たったとは言え、考えによっては、たった67年ですよね。江戸時代とか、戦国時代とか、はたまた縄文時代とか石器時代の遺跡発掘をしてる訳ではないのだから、当時の資料や知ってる人がまったくいないってのも不思議な話しですよね。
by 鹿児島のこういち (2012-12-18 07:00)
皆様 コメント、nice! ありがとうございます。m(_ _)m
■鹿児島のこういちさん
戦時中って、自分で体験しているわけでなし、遥か遠い過去のこと
と感じてしまうことが多々あるのですが、確かにそうですね~。
きっと地元にはしっかり当時のことをご存じの方がいらっしゃるはずなのですが。。。
by とり (2012-12-19 04:18)