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長田野着陸場跡地 [├国内の空港、飛行場]

   2018年5月訪問 2022/1更新  



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(昭和6年4月撮影)高度300米 方位SSE 距離1,000米
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1934年(昭和9年)10月調査資料添付地図 Translation No. 31, 12 March 1945, Airways data: Kinki Chiho (A). Report No. 3-d(29), USSBS Index Section 6 (国立国会図書館ウェブサイトから転載。上2枚とも)
無題o.png
撮影年月日1947/11/03(USA M624 191)  
出典:国土地理院ウェブサイト(地理院データを加工して作成)

京都府福知山市長田野にある福知山IC。

すぐ東側には陸自の長田野演習場が広がっていますが、戦時中は福知山IC周辺にも演習場敷地は続いており、

ここに「長田野着陸場」があったのでした。

■国立国会図書館デジタルコレクション「報知年鑑 大正15年」に、

「本邦民間飛行場調〔大正14・8調〕」のページがあります(下記リンク参照)。

ここに当飛行場についての情報がありました。

管理人 冬廣正雄
種類 陸上
位置 京都府天田郡下六人部村長田野陸軍演習場
面積 57,000坪

■航空路資料 第5 昭10-4 近畿地方不時著陸場 の中に当着陸場について扱われていました(下記リンク参照)。

先頭のグーグルマップは、この資料の地図から作図しました。

同資料の情報を以下一部引用させて頂きます。

1934年10月調
長田野着陸場
標高:78m
第一地区:600mx80m
第二地区:500mx70m
土壌:黒粘土

当着陸場はいつ設定されたのか不明なんですが、

「1934年10月調」ということですから少なくともこの頃にはあったということで、

周辺の「福知山」、「高津」、「綾部」よりずっと先輩ということになります。

えっへん。

実は現在の演習場内には現役の「長田野離着陸場」 があります。

位置はわりと近いんですが、全くの別物です。紛らわしいですけども。


DSC_0140.jpg

A地点


DSC_0141.jpg

B地点

この周辺は一般人が自由に立ち入ることができて、且つ見通しの良い場所が非常に限られていて、

こんな写真しか撮れませんでした^^;




     京都府・長田野着陸場跡地         
長田野着陸場 データ
設置管理者:陸軍
種 別:離着陸場
所在地:京都府福知山市長田野3丁目
・第一地区
座 標:N35°17′00″E135°10′32″
標 高:85m
滑走路:600mx80m
方 位:02/20
・第二地区
座 標:N35°17′02″E135°10′38″
標 高:84m
滑走路:500mx70m
方 位:01/19
(座標、標高、方位はグーグルアースから)


沿革
1925年08月 この頃、民間飛行場として使用していた
1934年10月 この頃、地方不時著陸場として登録されていた

関連サイト:
国立国会図書館デジタルコレクション/報知年鑑.大正15年(183コマ) 
航空路資料 第5 昭10-4 近畿地方不時著陸場  
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