勢力河原の陸軍飛行場跡地

　　　2017年5月訪問　2022/1更新　　

撮影年月日 1948/03/29(昭23)(USA R32-1 74)■　　
出典：国土地理院ウェブサイト(地理院データを加工して作成)

岡山県赤磐市勢力。

吉井川の河原に陸軍飛行場が建設されました。

現在のところ正式名称が不明のため、「勢力河原の陸軍飛行場」というのは便宜的なものです。

ご了承くださいませ。

■熊山町史通史編(下巻)で、

勢力河原にグライダー滑空場設置の計画があったこと、

その場所に今度は陸軍戦闘機の本土決戦用特攻準備基地が建設されたこと、

吉井川の岸辺に沿うて幅約一〇〇メートル、長さ約一〇〇〇メートルであったこと、

地元の方も大勢作業に従事し、米軍に察知されないようにしながらの作業は大変な苦労であったこと、

等記されています。

8月上旬飛行場はほぼ完成し、状況観察のため陸軍小型戦闘機が飛来して着陸し、

飛行士(少佐)が降りて周囲の地形・山形をながめ、滑走路・掩体壕を確認して飛び去りました。

「ここの飛行場は安全で有効」というのがそのときの判定だったのだそうです。

結局それからすぐ終戦を迎えた訳ですが、

終戦直後、1機の零戦が着陸し、パイロットは持って来たガソリンで機体を焼却し、

熊山駅から汽車で立ち去るという一幕があったのだそうです。

以上、情報は再生おじさんから頂きました。

再生おじさんありがとうございましたm(_ _)m

上のマップは町史にある情報を元に作図しました。

おおよそこんな感じだったのではないかと。

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     岡山県・勢力河原の陸軍飛行場跡地　     

勢力河原の陸軍飛行場　データ
設置管理者:陸軍
種　別：秘匿飛行場
所在地：岡山県赤磐市勢力
座　標：N34°46′05″E134°05′40″
標　高：15m
滑走路:1,000mx100m?
方　位:03/21?
(座標、標高、方位はグーグルアースから)

沿革
1945年05月　松山の航空整備隊分遣隊を熊山村に置く
　　　  08月　上旬　飛行場ほぼ完成

関連サイト：
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この記事の資料:
熊山町史　通史編（下巻）

コメント 2

とりさん　おはようございます。
お久し振りです。
記事とは関係はないのですが一つ気になった事を書かせて頂きます。
トラックバック機能はソネブロ事務局によれば８月３日をもって終了したとアナウンスされています。しかしながら貴殿のブログを拝見するとＴＢ以外にはコメント欄があるのみでnice！ボタンがないですね。これは貴殿の意思であり私が口を挟むべきものではないことは重々承知しています。ですが敢えて一言だけ意見を言わせて下さい。
貴ブログを訪問するブロガーの中にはコメントは書けないまでも「ここに来ましたよ．ちゃんと見ていますよ」という意思表示で、TB機能を利用しておられたのではないかと思います。もしよろしければ、nice! ボタンの復活をお願いできないでしょうか。お伝えしたいことはそれだけです。
by U3 (2017-09-22 08:23) 

■U3さん　こんばんは。
ご無沙汰しております。
忌憚のないご意見ありがとうございます。
仰ることはよく分かります。
＞コメントは書けないまでも「ここに来ましたよ．ちゃんと見ていますよ」という意思表示
これはnice! 機能の優れた利点と思います。
オイラにとって、ブログを始めた初期の頃、nice! はブログを続ける原動力になりましたし、
初めてnice! が付いているのを見つけた時の感激は忘れません。
しかし徐々にnice!機能のデメリット部分が気になり始めました。
数年前、U3さんはnice! の悪用者の意図を見抜き、
鮮やかに糾弾しておられましたよね。
実はオイラもホイホイ簡単に騙されていたクチでして、
公言はしませんでしたが、U3さんのお見事と言う他ない手腕に内心拍手喝采でした。
これとは別に、オイラが特にnice! のデメリットとして日々感じていたのは、
"お礼返し"に費やされる時間の長さです。
U3さんは相変わらずの超絶人気ブロガー振りで、一つの記事に数百単位のnice! が付いてますね。
オイラなど逆立ちしてもとても敵わぬ夢のような数字なのですが、
そんなオイラでも、お礼返しには週末毎に数時間かかっておりました。
ところが実際に拙記事にnice! をつけて下さった方のブログにお邪魔してみると、
そのほとんどは、オイラのやっているヒコーキネタとは無縁のテーマばかり。

この方は、本当にオイラの記事を読んでくださったのだろうか？
本当に読んだうえで、本当にnice! と思って付けてくださったのだろうか？

人様の動機を疑うのは大変失礼なのですが、そんなことを悶々と考えながら、
週末にひたすらお礼返しに時間を費やす、そんなことが続きました。
一時期出回った「nice!乞食」という表現もずっと気になってました。
そのため、数年間ある実験をしました。
毎年1月と2月の二か月間、nice! とコメント欄を閉じるという方法です。
これは、仕事が忙しくてコメントもお返しできない。ということもあるのですが、
本当に拙ブログに興味があって来て下さる方を見分けるという意図も含んでおりました。
結果は予想通りで、その間の閲覧者数は激減し、
3月になりnice! とコメント欄を開放しても、数か月間nice! は僅かしか付きませんでした。
大半の方々の記憶からオイラのブログは忘れ去られたのです。
残念ながら、本当に拙ブログに興味があってお越し下さる方、
コメントはしないまでも、ちゃんと見て下さっている方は極僅かであり、
それに類するコメントもほぼ皆無でした。
そしてこの同じパターンが数年繰り返されました。

結論として(オイラのブログに限って言えば)、
こんな拙いブログを評価して下さり、ずっとお付き合い下さる方からの嬉しいnice! もありましたが、
頂いたnice! のほとんどは、単にお礼nice! 欲しさの押し逃げでした。
ブログを通じて交流を求めることに重きを置く方にとってはそれで良いのでしょうし、
ブログを続ける目的は人それぞれですから、他の方の価値観にはとやかく申しません。
しかし、オイラのブログの目的は交流の輪を広げ、楽しくやっていくことではありません。
そもそもオイラのブログネタは、ヒコーキ好きの方からもほとんど支持して頂けないような
異端なものですし、オイラのキャラとこのネタで交流の輪を～というのに無理があります。
仮に交流の輪を広げることに重きを置くのであれば、
路線を大幅に変更する必要があることも承知していますが、
それはオイラのブログを続けている目的ではありません。

そのためオイラは、交流のためにせっせとお礼nice! に毎週数時間を費やすより、
全国の飛行場記事のクオリティを上げる事の方が遥かに価値があると考えるに至りました。
私事で恐縮ですが、戦時中の各飛行場についての断片的な資料は山のようにあり、
既に収集済みの資料を各飛行場記事に反映させるだけでも、
恐らくあと五年はかかる分量があります。
余暇のかなりの部分をこの作業に費やしているオイラにとって、
今のところnice! を再開する時間の余裕は無いです。
そうした理由から、せっかくソネブロなのにnice! を閉じさせていただいております。
こうした事情をご理解頂ければ幸いなのですが、
今になってnice! を再開せよと仰るU3さんの真意をオイラは存じないまま書いていますし、
U3さんの鋭いご見識には一目も二目も置いておりますので、
この件に関しまして、何か違った見方等ありましたら、是非ご教授頂ければ嬉しいです。
長々となってしまい、失礼しました。
by とり (2017-09-22 20:11)