千間原秘匿飛行場跡地
2016年5月訪問 2021/12更新
撮影年月日 1947/04/16(昭22)(USA M258 116)■
出典:国土地理院ウェブサイト(地理院データを加工して作成)
前記事の続きです。
大分県玖珠郡玖珠町にあった「千間原秘匿飛行場」。
「笠置原秘匿飛行場」の西北西約700mにありました。
戦時中、日出生台に陸軍の演習場が置かれたことは前記事で書きました。
そして戦後についてですが、「九州の戦争遺跡」によりますと、今度は米軍が演習地てして接収しました。
特に昭和25~26年の朝鮮戦争のときは激しい演習が行われただけでなく、米兵による暴行、凶悪事件が多発し、
湯布院の町も米兵相手の歓楽街ができ風紀も荒廃しました。
現在の湯布院が歓楽街のない家族向けの温泉地になったのは、このときの反省があるからだと言われているのだそうです。
昭和32年演習場は米軍から自衛隊に移管され、その後沖縄の米軍演習の軽減措置の名目のもとに、
日本本土における米軍訓練地の一つとなり、日米共同演習が頻繁に行われるようになったのだそうです。
平成9年には、キャンプ・ハンセンで行われていたアメリカ海兵隊の沖縄県道104号線越え実弾演習の一部が
本演習場に移転してきました。
上の作図は「多分この辺にあったんじゃないかなあ」程度のものですのでご了承くださいませ。
赤マーカー地点。
いろいろ制約が厳しくてこんな写真しか撮れませんでした。
大分県・千間原秘匿飛行場跡地
種 別:秘匿飛行場
所在地:大分県玖珠郡玖珠町日出生
座 標:N33°19′29″E131°17′33″
標 高:678m
滑走路:570m?
方 位:08/26
(座標、標高、滑走路長さ、方位はグーグルアースから)
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この記事の資料:
「九州の戦争遺跡」
東富士演習場(総火演やるところ)と雰囲気が似ているのは
当然ですかね〜
by an-kazu (2016-08-04 22:17)
■an-kazuさん
あ~、そういえば現地でそんな感じしました。
by とり (2016-08-05 04:56)