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戸田橋滑空場跡地 [├国内の空港、飛行場]

   2016年12月訪問 2022/1更新  

無題3.png
撮影年月日 1944/11/07(昭19)(8921 C5 105)  
出典:国土地理院ウェブサイト(地理院データを加工して作成)


東京都板橋区荒川河川敷にあった「戸田橋滑空場」。

■「航空年鑑昭和15年」大日本飛行協会編(昭和16年発行)「學校グライダー部一覽」(昭和15年10月現在)の中で、

「東京府立第一商業學校々友會滑空部、東京府立第六中學校校友會滑空部、東京府立電気工業學校航空部、大成中學校航空部、帝國商業學校航空部、明治中學校々友會航空部、城西學園中學校グライダー部、杉並工業學校航空部(当時)が、滑空場として使用していた」とありました。

この情報はアギラさんから頂きました。アギラさんありがとうございましたm(_ _)m

たくさんの学校が使用していたのですね(@Д@)

沿革にもまとめましたが、ネット上でも昭和14年~17年まで当滑空場に関する記録があり、

「…文部省の通牒にもとづき、昭和14年7月25日から27日まで第三、四、五学年生徒358名が戸田橋滑空場において抜根作業に従事…」とありました。

実は当滑空場の位置につきましては、名称から「戸田橋の近くにあったんだろう」。ということしか手がかりがありません。

橋の上流下流、右岸左岸で4か所が候補となりますが、当時の航空写真で見る限り、まとまった更地になっているのが

上のグーグルマップに作図した通り、戸田橋の下流右岸側のみのため、

恐らくここだったのではないかと。

そして地表面の色が周囲と異なっている場所を囲ってみました。

DSC_0012.jpg

赤マーカー地点(2枚とも)。

DSC_0014.jpg


     東京都・戸田橋滑空場跡地      

戸田橋滑空場 データ
種 別:滑空場
所在地:東京都板橋区舟渡2丁目荒川右岸
座 標:N35°47′54″E139°41′27″?
標 高:2m?
面 積:43.4ha?
着陸帯:1,200mx400m
(座標、標高、面積、着陸帯長さはグーグルアースから)

沿革
1939年07月 抜根作業
1940年    各学校が使用
1942年02月 格納庫から出火

関連サイト:
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この記事の資料:
「航空年鑑昭和15年」大日本飛行協会編(昭和16年発行)「學校グライダー部一覽」(昭和15年10月現在)


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