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英虞水上機基地(浜島海軍航空基地)跡地 [├国内の空港、飛行場]

   2012年10月訪問 2021/7更新  


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撮影年月日1948/03/04(昭23)(USA M825 102) 
出典:国土地理院ウェブサイト(地理院データを加工して作成)

三重県‎志摩市‎浜島町にある三重県水産研究所。

Wikiによりますと、世界で初めてイセエビの人工孵化に成功した他、遠洋カツオ漁の研究で業績を挙げ、

地域経済に多大な貢献をしているのだそうです。

1899年開場と歴史は古く、大正時代に水上機を使用した記録があり、

戦時中は海軍の英虞(あご)水上機基地となる等、飛行機と縁のある施設でもあります。

上に貼ったグーグルマップと航空写真を比較すれば一目瞭然なんですが、

現在研究所東側は方形になっており、如何にもここで水上機の運用をしていたように見えるものの、

これは戦後の埋め立てです。

■防衛研究所収蔵資料「海軍航空基地現状表 内地之部 横須賀鎮守府所管航空基地現状表(昭和二十年八月調)」
の中で、当飛行場について一部次のように記載がありました。

基地名:浜島水上機地 建設年:1944 飛行場長x幅 米:40x30 40x15コンクリート 主要機隊数:小型0.5 主任務:作戦 隧道竝ニ地下施設:居ノ他分散施設 掩体:分散

■防衛研究所収蔵資料:5航空関係-航空基地-77 終戦時に於ける海軍飛行場一覧表 昭35.6.29調

には、「浜島(昭19建)」とありました。

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      三重県・英虞水上機基地(浜島海軍航空基地)跡地      

英虞水上機基地(浜島海軍航空基地) データ

設置管理者:三重県→旧海軍→三重県
種 別:水上機飛行場
所在地:三重県‎志摩市‎浜島町浜島‎
座 標:N34°17′36″E136°45′52″
滑走路台:40m×30m、40mx15m
(座標はグーグルアースから)

沿革
1899年10月 三重県水産試験場開場   
1923年11月 16日~29日 当時の農商務省と日本航空輸送研究所の協力を得て水上飛行機「ちどり7号」から魚群探知
1944年03月 海軍航空隊基地に転用
1949年    水産業務再開

関連サイト:
Wiki/三重県水産研究所   
ブログ内関連記事       

この記事の資料:
防衛研究所収蔵資料「海軍航空基地現状表 内地之部 横須賀鎮守府所管航空基地現状表(昭和二十年八月調)」
防衛研究所収蔵資料:5航空関係-航空基地-77 終戦時に於ける海軍飛行場一覧表 昭35.6.29調


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