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黒木飛行場跡地 [├国内の空港、飛行場]

   2015年11月訪問 2021/12更新  

無題.png
撮影年月日 1965/07/26(昭40)(CG651X C10 6)  
出典:国土地理院ウェブサイト(地理院データを加工して作成) 

島根県隠岐郡西ノ島町別府。

現在は別府港になっているこの場所に水上飛行機用の「黒木飛行場」がありました。

D20_0063.jpg

赤マーカー地点付近(以下同様)。

立派な酒造会社で店舗入り口向かって左側に説明版があります。

D20_0059.jpg

飛行場の浜(黒木飛行場跡)・(全文)
 この土地に住む年配の人たちは、ここを「飛行場の浜」と呼んでいる。隠岐島にはじめて空路が開設されたのは、昭和十年十月のこと。この別府港と松江市が水上飛行機によって結ばれた。別府で酒造業を営む安藤猪太郎氏が日本海航空株式会社に要請し、開設したものである。しかし日支事変勃発等、戦雲急を告げる中で昭和十二年八月閉鎖の止むなきに至った。当時航空運賃は六円、隠岐汽船三等運賃の四倍であった。戦後昭和三十六年に日東航空によって再開されたが、会社再編のため休航となり、島から水上飛行機は姿を消してしまった。飛行場の浜は埋め立てられたが、遠い昔の夢として語り告がれている。昭和60年9月吉日建植 西ノ島町商工会青年部・婦人部

地元の方にお聞きしたところによると、当時から安藤さんの店はここにあり、ここの前に搭乗口があったのだそうです。

D20_0061.jpg

海側。

現在は埋め立てが進みましたが、当時はここから先に砂浜が広がっていて、そして水上機が来ていたのですね。

ここから海側に進むと-

D20_0065.jpg

こんな感じ。


      島根県・黒木飛行場跡地     

黒木飛行場 データ

種 別:水上飛行場
所在地:島根県隠岐郡西ノ島町別府
座 標:N36°06′32″E133°02′26″
(座標はグーグルアースから)

沿革
1935年10月 1日 別府港~宍道湖間 日本海航空が水上機による路線開設
1937年08月 路線閉鎖
1961年    日東航空により路線再開するが、その後休航

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この記事の資料:
現地の説明版  


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コメント 2

鹿児島のこういち

建物の前が搭乗口だったってことは、道路を掘り返せば当時の遺構が残ってるかもしれない(^^♪
掘り起こしてみたいなぁ~( *´艸`)
by 鹿児島のこういち (2016-05-14 09:59) 

とり

■鹿児島のこういちさん
鹿児島のこういちさんの場合、ホントに出来ちゃうからな~。
やっちゃう時は、是非事前にお知らせくださいね?(o ̄∇ ̄o)ニヤ
話は変わりますが、昨日まで九州回ってまして、
鴨池の跡地もお邪魔して来ました。
すっかり生まれ変わりましたね~(@Д@)
by とり (2016-05-16 21:48) 

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