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道央・札幌駐屯地 [├場所]

   2023年6月訪問  



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1/25000「札幌」昭和50年三改「今昔マップ on the web」から作成

札幌市中央区にある「札幌駐屯地」。

昭和29年、ここに北部方面航空隊が発足しました。

■新千歳市史通史編下巻
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 特化団航空隊の創隊 昭和29(1954)年1月10日、保安隊訓令第46号による北方般命第7号に基づき札幌駐屯地に敵情偵察と弾着観測のため北部方面特科団航空隊が新設された。隊員は保安隊航空学校航空機操縦および整備課程修了者を主体としたが、定数54人に対し充足は32人だった。
 29年7月1日、保安隊を陸上自衛隊に改組し特科団は第1特科団、航空隊も第1特科団航空隊と改称された。6日にL-19A(L=liaison=連絡機/セスナ305A)初号機を受領し、観測記録班は門別シノダイ岬米軍高射砲射撃場で弾着観測の教育を実施した。9月10には航空隊の編成改正が完結した。
 9月30日、北千歳飛行場(場外離着陸場)が完成、11月26日には航空隊を札幌駐屯地から北千歳(団本部東千歳/S37北千歳移駐)に移したが、基地飛行場は南恵庭駐屯地にあった転圧300㍍級を主用していた。

特科団航空隊が新設され、シノダイ岬の米軍演習場にてL-19Aで弾着観測の教育を実施したのですね。

基地飛行場は南恵庭駐屯地にあった転圧300㍍級を主用していたともあります。

tuka@北海道さんに教えて頂いたサイト様にも、

北部方面特科団航空隊について、「飛行機は恵庭訓練場を使用」とありました。

実はオイラ、上述の新千歳市史から、当札幌駐屯地で飛行機の運用もしていたと思っていたのですが、

「南恵庭駐屯地の飛行場を主用」
「飛行機は恵庭訓練場を使用」

とあり、札幌駐屯地で飛行していたことを明言するものは見当たりませんでした。

当初は札幌駐屯地に滑走路があったかのように当記事に書いていたのですが、

これは取り消させて頂きます。

大変申し訳ありませんでした。

修正のヒントを頂いたtuka@北海道さんに感謝致しますm(_ _)m



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赤マーカー地点。




     道央・札幌駐屯地         
札幌駐屯地 データ
設置管理者:保安庁→防衛庁(当時)
所在地:北海道札幌市中央区南27条西9丁目1
座 標:43°01'23.7"N 141°20'55.1"E
(座標はグーグルアースから)

沿革
1954年01月 10日 北部方面特科団航空隊新設
     07月 1日 保安隊を陸上自衛隊に改組。特科団を第1特科団、航空隊を第1特科団航空隊と改称
       6日 L-19A初号機受領
     09月 10 航空隊の編成改正完結
     11月 26日 航空隊、北千歳に移動

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この記事の資料:
新千歳市史通史編下巻


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