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旧南紀白浜空港跡地 [├国内の空港、飛行場]

   2009年12月訪問  



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撮影年月日1965/05/12(昭40)(KK651Y C4A 2) (旧空港)起工式1年前
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撮影年月日1974/05/28(昭49)(MKK743X C7A 2) (旧空港)開港から6年後
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撮影年月日1992/05/22(平4)(KK921X C18A 3) 新空港起工式翌月
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撮影年月日1997/06/05(平9)(KK972X C1 3) 旧空港廃港/新空港開港から1年3ヵ月
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撮影年月日2007/05/11(平19)(CKK20071X C5A 3) 旧空港ターミナルビル(三角)残ってる
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撮影年月日2017/04/13(平29)(CKK20173 C7 18) ターミナルビル2010年撤去
出典:国土地理院ウェブサイト(地理院データを加工して作成。上6枚とも)


(旧空港の記事作ってなかったので今更作りました)

和歌山県西牟婁郡白浜町にあった旧南紀白浜空港。

本州最南端空港として1968年に開港しました。

YS-11が発着する1,200m空港でしたが、

ハネムーンや観光などの需要が急造した1970年代に新空港計画が浮上。

1996年東隣に新空港が開港したのに伴い廃港しました。


D20_0060_00001.jpg
どこから撮ったか忘れちゃったんですが、どうしても滑走路を見下ろすポイントが見つからず、

諦めて次に向かう途中の坂の上から。


D20_0062_00001.jpg
ターミナルビルの屋根、特徴的な形してたんですね。

こちら側がターミナル正面で、背後にエプロンと滑走路。


D20_0063_00001.jpgD20_0064_00001.jpg
書体も独特です。

この写真撮ったのが2009年の12月。

ターミナルビル撤去が2010年でした。

右側の看板に辛うじて「工事」の文字が見えます。

撮った時にはまさかこの立派なターミナルビルがこのあとすぐなくなってしまうとはつゆ知らず。

ギリギリセーフでした。




     和歌山県・旧南紀白浜空港跡地         
旧南紀白浜空港(運用当時) データ
設置管理者:和歌山県
種 別:第3種空港
所在地:和歌山県西牟婁郡白浜町馬ノ一原2926
座 標:33°39'55.4"N 135°21'20.1"E
標 高:104.73m
滑走路:1,200mx30m
方 位:16/32
タワー運用時間:R0830-1630
管制情報運用時間:0830-1630
通信周波数:R118.55,126.2
気象運用時間:0600-1630
気象電話番号:0738-42-4326
(座標はグーグルアースからるそれ以外は世界航空機カタログ、全国空港ウオッチングガイドから)

沿革
1966年04月 運輸省の許可を受け第3種空港として起工。
1968年04月 開港 第三種空港F級(1,200m×30m)日本国内航空東京線開設(YS-11)
1969年03月 日本国内航空大阪線開設(YS-11)、全日空が名古屋線開設(F27)
1970年03月 利用者10万人突破(ローカル空港最短期間)
     06月 進入角指示灯、滑走路末端灯供用開始
1972年07月 利用者30万人突破
1973年04月 全日空が名古屋線の機材をYS-11に変更
1982年04月 利用者100万人突破
1988年01月 全日空が名古屋線運休
1992年04月 新空港起工式
1994年12月 利用者200万人突破
1996年03月 さよならYSセレモニー、空港閉鎖、新空港開港。第三種空港C級(1,800m×45m)  

関連サイト:
ブログ内関連記事 

この記事の資料:
世界航空機カタログ
全国空港ウオッチングガイド


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和歌山県・スペースポート紀伊 [├場所]

   2023年10月訪問  




和歌山県東牟婁郡串本町にて建設中の「スペースポート紀伊」。

日本初の民間ロケット射場で、

契約から打ち上げまでの「世界最短」、打ち上げの「世界最高頻度」(2020年代半ばには年間20機)

の小型衛星の商業射場とする計画なのだそうです。

・地元の理解と協力が得られる
・射点の南に、陸地や島がない
・射点の周りに、建物や人がいない
・本州の工場からアクセスがよい(機体の運搬がしやすい)

などの条件からここが選ばれたそうです。

当初、2022年末に初の打ち上げが予定されていたのですが、

コロナ禍による物流の混乱等により、海外からの部品調達が影響を受けている等から、

計画はこれまでに3度延期しており、現在は「遅くとも2ヶ月以上前に知らせる」とのことで、

打ち上げ時期未定となっています。


DSC_1591_00001.jpgDSC_1595_00001.jpg赤マーカー地点(上2枚とも)。


DSC_1597_00001.jpg
黒マーカー地点。


DSC_1602_00001.jpgDSC_1601_00001.jpg
DSC_1603_00001.jpg

黄色マーカー地点(上3枚とも)。

国道42号線から。

見えている建屋が総合指令棟。

オイラがお邪魔した時、大型トラックが2台待機中でした。



     和歌山県・スペースポート紀伊         
スペースポート紀伊 データ
運営者:スペースワン株式会社
所在地:和歌山県東牟婁郡串本町田原
座 標:33°32'39.1"N 135°53'22.3"E(射点)
標 高:27m(射点)
面 積:15ha
(座標、標高はグーグルアースから)

沿革
2018年07月 スペースワン発足
2019年03月 串本町が射場予定地に選定される
2022年10月 19日 2022年末に予定されていた初号機の打ち上げ、2023年2月末に延期
2023年01月 31日 打上時期、2023年2月末から、夏頃に延期
     08月 24日 延期。打上時期未定。今後は遅くとも打上げの2ヶ月以上前に報告へ

関連サイト:
スペースワン公式サイト 
串本町/「スペースポート紀伊」について 
ロケット「カイオス」初号機打ち上げ応援サイト 
ブログ内関連記事■ 


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近畿・3 [■旅行記]


Ⓐ道の駅 愛彩ランド→Ⓑ佐野飛行場跡地→ⓒ南紀白浜空港→Ⓓ串本水上機基地跡地→Ⓔスペースポート紀伊→Ⓕ奥伊勢PA→Ⓖ岡崎SA→Ⓗ清水PA→Ⓘ自宅//



3日目

3:30 起床

晩に飲み仲間からメール来てた。

明日 鶴ヶ島駅14:08発の電車で合流、その後のお店も予約済とのことでした。

ありがたや。

4:10 道の駅 愛彩ランド発

24時間営業のスーパーで食糧調達。

佐野飛行場跡地へ。

ここは2010年にもお邪魔したけど、きっちり滑走路の位置を出したので、またお邪魔しました。

早朝6時過ぎの静かな住宅街に車を停め、カシャカシャ。

ママチャリのおばちゃんに訝しげに見られました。

通報されなかったかしらん。

その後、紀伊半島を反時計回りに南下。

南紀白浜空港を見学して、南端の串本へ。


IMG_20231020_115912505.jpg


12:00 地元のスーパーマーケットで串本名物さんま寿司ゲット。

ものすげー旨い(光り物大好き)。

「串本来たなら買ってって」的な(ちゃんと覚えてない)POPは真理でした。

13:00 建設中のスペースポート紀伊を眺めて、今回の見学終了。

本当は名古屋周辺にも寄りたい場所があったけど、明日はドコでどんな行楽渋滞が発生するか分からないし、

このままドコも寄らずに今日中に自宅に戻ってしまうことに。

ということで、IC目指して北上。

熊野大泊ICから名古屋港面へ。

15:05 奥伊勢PA

17:00 岡崎SA

もの凄い土砂降りでSAは大混雑。

ここで給油、夕食(天むす)とお土産購入。

19:00清水PA

21:25 自宅着。


長々とお付き合いいただきありがとうございました。

(もう続かない)

本日の走行距離:850km
総走行距離:1,889.8km
燃費:28.8km/L

再訪した場所は既存の記事に追記してあります。
佐野飛行場跡地 
南紀白浜空港 
串本水上機基地跡地 

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奈良県・防災用飛行場(計画) [├場所]

   2023年10月訪問  




奈良県五條市のプレディアゴルフ(2023年5月末閉鎖)。

ここを中心として、「奈良県大規模広域防災拠点」の整備計画がありました。

2021年6月、奈良県は「奈良県大規模広域防災拠点整備基本計画概要」を発表 

これによりますと、「南海トラフ地震」「奈良盆地東縁断層帯地震」等、

今後発生が予想される大規模災害に対し、紀伊半島は防災拠点の空白地域であるとし、

奈良県五條市の有利な立地を活かし、ここに拠点を整備すべきとしています。

具体的には、物資の集積が可能な約5haの平場を有する「Ⅰ期」、600m級滑走路を有する「Ⅱ期」、

2,000m級滑走路を有する大規模広域防災拠点を「Ⅲ期」として、段階的に整備を進める。

としており、

「Ⅰ期」~「Ⅱ期」ではヘリ、セスナ機、「Ⅲ期」ではC-2輸送機、B767の運用を想定していました。

ところが、この計画を推進していた当時の知事が2023年4月の知事選で落選。

新知事は同年7月に開かれた紀伊半島知事会議にて、広域防災拠点計画について、

既存空港(南紀白浜、伊丹、八尾等)を活用するなど見直し案を提示しました。

実はこの新知事、選挙期間中に「知事になったら大型プロジェクト(当計画含む)を見直す」と明言していました。


防災拠点の是非について、よそ者のオイラが口を挟むつもりはないですけど、

この防災拠点整備計画について反対派の方(新知事ではなく別の方)の主張の中にこんなものがありました。

「C-2は500mで離着陸可能なので、2,000m滑走路は不要」

滑走距離の相場をご存じの方でしたら既にお気付きでしょうが、

この500mというのは、恵まれた条件下でたたき出した数字で、

最大離陸重量だと、2,300m必要というのは、ちょっと調べればすぐ出てきます。

この2,300mだって、条件によってはもっと延びますからね。

仮にここに滑走路を作ったとして、災害時にC-2運用で想定されるのは、

救援物資を満載しての着陸、若しくはけが人、要介護者を乗せての離陸と思います。

長距離を飛ぶ必要はないはずですから、燃料はそこそこしか搭載しないとしても、

2,000mというのは必要最小限の長さだと思います。


DSC_1540_00001.jpg

赤マーカー地点。


DSC_1536_00001.jpgDSC_1537_00001.jpg

青マーカー地点。




     奈良県・防災用飛行場(計画)         
奈良県防災用飛行場(計画) データ
設置管理者:奈良県
種 別:陸上飛行場
所在地:奈良県五條市大野町
座 標:34°19'22.6"N 135°41'22.0"E?
標 高:164m?
滑走路:2,000m
方 位:08/26?
(座標、標高、方位はグーグルアースから)

沿革
2021年6月 「奈良県大規模広域防災拠点整備基本計画概要」発表
2023年4月 知事選
     7月 新知事、紀伊半島知事会議にて見直し案提示

関連サイト:
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