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群馬県・中島飛行機太田製作所 [├場所]

   2023年4月訪問 2023/9更新  



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撮影年月日1947/10/27(USA M606 48) 
国土地理院ウェブサイト(地理院データを加工して作成)


群馬県太田市にあった中島飛行機の「太田製作所」。

東武伊勢崎線、東武桐生線、そして1941年からは東武小泉線も加わり、

3線の乗り入れる太田駅の目の前という超一等地に広大な敷地を擁しており、

昭和15年に海軍の小泉製作所が完成するまでは、ここで陸、海軍機の設計、開発、生産が行われていました。

まさに中島飛行機の爆発的な拡大の礎となった工場です。


先頭のグーグルマップの太田工場のシェイプは、資料が見当たらなかったため、

上に貼った航空写真から作図しました。

「オイラにはこう見える」という主観で線を引いていますので、ご了承ください。

中島飛行機株式会社その軌跡■ によれば、

1939年~1945年の中島飛行機の機体生産機数21,664のうち、太田製作所は10,506機を生産しました。

これは全体の49%に達します。

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赤マーカー地点。

現在は「SUBARU群馬製作所 本工場」。

公式サイトによりますと、2023年現在主にLEVORG、IMPREZA、XV、WRX、BRZ

といった車種を生産しているのだそうです。

スバリストならずとも憧れるカッコいいヤツばっかりですな(o ̄∇ ̄o)フフ

太田製作所だった当時、完成した飛行機はこの門から搬出されました。


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同じく赤マーカー地点。

専用道路が現在も太田飛行場(現・スバル大泉工場)に続いています。

完成した機体が翼を広げたまま運べる広々とした道路です。


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この門柱、時代を感じさせる外観ですが、もしかして当時のものなのかしらん。




     中島飛行機太田製作所         
中島飛行機太田製作所 データ
所在地:〒373-0028 群馬県太田市スバル町1−1
座 標:36°17'54.1"N 139°23'05.1"E
標 高:43m
面 積:20ha
(座標、標高はグーグルアースから)

沿革
1934年 工場完成
1938年 東京(荻窪)、武蔵野、田無の各製作所と共に軍の管理工場に指定
1945年 終戦

関連サイト:
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