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高津町付近着陸場跡地 [├国内の空港、飛行場]

   2023年12月訪問  



無題8.png
撮影年月日1947/04/26(USA M363 71) 
出典:国土地理院ウェブサイト(地理院データを加工して作成)


島根県益田市高津にあった「高津町付近着陸場」。

前記事に登場した同じく島根県の「都野津町付近不時着陸場」の南西約46kmに位置しています。

■防衛研究所収蔵資料:「昭和10年11月 刊行 中国及四国地方不時着陸場 水路部」に当着陸場の地図があり、

先頭のグーグルマップはそこから作図しました。

山陰本線と、国道191号線の南側に沿うように走る道路(旧国道?)の形が当時と現在で変わっておらず、

この2つを基準に位置決めしました。

海岸線のの形が随分変わってしまっていますが、上に貼った航空写真の赤矢印の辺りに着陸場がありました。

同資料の情報を以下引用させて頂きます。

高津町付近(昭和10年2月調)
島根県美濃郡高津町北西方約2粁高津浜海岸

着陸場の状況
高さ 平均水面上約3米。
広さ及形状 着陸地域は高津川河口西方約400米の箇所より西方に亙る海
岸波打際に沿う図示の長さ東西約600米、幅南北約50米の東西に細長き地区
なり(付図参照)。
地表の土質 礫を混ずる沙。
地面の状況 着陸地域は海岸波打際に沿い緩除なる波状の起伏あるも概し
て凸凹なき平坦地なり・地表は礫を混ずる硬き沙浜にして普通の徒歩にて足を
沙中に没入すること殆どなし・発生物なく排水は良好なり・潮差は平均約0.6
米にして大なる影響なきも高潮時波浪高きときは使用し得ず。
場内の障碍物 波打際付近に陸揚げしある漁船等あることあり。
適当なる着陸方向 海岸線に並行方向。
其の他
昭和9年8月本着陸地域付近に於て民間飛行家の興行飛行行われたりと言う。 

前記事の「都野津町付近不時着陸場」も同じく波打際にあり、歩くと靴が3cm沈む程フカフカでしたが、

こちらは殆んど沈まないとのことですので、この付近で不時着する事態になったとしたら、

極力こっちに降りたいです(それ以前に操縦できないけど)。

いつからいつまで着陸場だったのか、管理者等、不明なんですが、

こちらも陸揚げした漁船があることがあるとのことで、ゆるゆるな感じですね。

それから気になるのが、其の他の記述で、

「昭和9年8月本着陸地域付近に於て民間飛行家の興行飛行行われたりと言う。」

というものです。

この資料は昭和10年2月のものなので、「ちょっと前にこんなことがあった」という感覚だったんでしょうね。


DSC_1769_00001.jpg
赤マーカー地点付近(2枚とも)。

西南西方向

DSC_1770_00001.jpg
東北東方向



     島根県・高津町付近着陸場跡地         
高津町付近着陸場 データ
種 別:着陸場
所在地:島根県美濃郡高津町北西方約2粁高津浜海岸(現・益田市高津)
座 標:N34°41′37″E131°48′54″
標 高:3m
着陸場:600MX50M
方 位:06/24
(座標、方位はグーグルアースから)

沿革
1934年08月 付近で民間飛行家の興行飛行実施
1935年02月 この頃着陸場があった


関連サイト:
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この記事の資料:
防衛研究所収蔵資料:「昭和10年11月 刊行 中国及四国地方不時着陸場 水路部」



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