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北海道・アート・スミス飛行会場跡 [├場所]

   2023年6月訪問  



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1/25000「茨戸」大正5年測図「今昔マップ on the web」から作成


大正時代、現在の北海道大学の一角が"鳥人アート・スミス"の飛行会場となったことがありました。

■新千歳市史通史編上巻729p
 大正五年と六年には世界的な名声を博していた鳥人アート・スミスが来日した。スミスは日本各地でカーチス推進式機による宙返り・横転の連続、空中飛行の妙技を披露、絶賛を博していたが、来日のたびに来道し札幌で飛ショーを行った。場所は現在の北区北二十条西十丁目付近であった。六年に来道した時は、小樽、帯広、旭川、釧路等でも展示飛行を行っている。当時の飛行機の移動には、もっぱら鉄道が用いられ、飛行機の離着陸場としては耕地や練兵場、グラウンドが用いられた。

「場所は現在の北区北二十条西十丁目付近」とのことで、

上に当時の地図を貼りました。

大正5年測図ですから、ちょうど第一回目のショーが行われた年の地図です。

現在の十丁目付近、当時は飛行会場におあつらえ向きの場所だったのが地図からも分かりますね。


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赤マーカー地点。

大正時代、この周辺は広々とした場所で、飛行会場になったのですね~。




     北海道・アート・スミス飛行会場跡         
アート・スミス飛行会場跡 データ
所在地:北海道札幌市北区北二十条西十丁目付近
座 標:43°05'02.2"N 141°20'08.9"E
標 高:11m
(座標、標高はグーグルアースから)

沿革
1916年 アート・スミスによる飛行ショー実施(翌年も)

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この記事の資料:
新千歳市史通史編上巻


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