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奄美群島・1(前編) [■旅行記]


自宅→駐車場→坂戸駅→羽田空港→鹿児島空港→那覇空港→沖永良部空港→ホテル泊

2024年4月初旬、奄美群島に行ってきたのでした。

5日間で、沖永良部島、徳之島、喜界島、奄美大島と、4つの島を周る計画です。

今回の旅行先で最も遠い沖永良部空港から行くことに。

羽田→鹿児島→沖永良部 というのが自然な行き方だろうと思っていたのですが、

オイラがチケットを探した時には、羽田→那覇→沖永良部

というのが最も安い行き方でした。

遠回りになるのに安いのが不思議なんですが、

沖永良部への乗り継ぎに那覇空港で約4時間空くので、その間にイロイロできます。

但し、7:30羽田発のヒコーキに乗らねばなりません。

ところが田舎住まいの悲しさ、オイラの自宅最寄駅はT武T上線Tヶ島駅で、

ジョルダンで検索したところ、最速6:52に羽田に着けるは着けるのですが、

あの東京で3回も乗り換えがあり、待ち時間は0分~2分という超ハードモード。

全力ダッシュすれば不慣れをカバーできるのかもですが(走っちゃダメだけど)、

重いキャリーバッグ引きずるので移動は普段より寧ろもたつきます。

羽田到着がギリギリなので、1本でも乗り継ぎをミスったら、もうアウトです。

オイラにゃ絶対ムリ(XДX)

次なる方法として、自宅最寄駅から2つ先にS戸駅があり、

ここから羽田空港行きのバスが出ています。

坂戸駅4:35発のバスに乗れば、5:55に羽田空港に着けます。

ところが自宅最寄駅始発は5:11のため、4:35発のバスに全然間に合いませんつД`)

自宅から坂戸駅までは約3.5kmあり、重いキャリーバッグをゴロゴロしながら1時間歩くのはキツイです。

前日に坂戸駅のコインロッカーにキャリーバッグを入れておくというテも考えたんですが、

利用時間は始発(5時台)~なのでダメ。

坂戸駅若しくは羽田空港のホテルに前日から泊まろうか、

羽田空港近くの民間駐車場を使おうか、とかいろいろ考えたんですが、

いずれもデメリットが大きいです(主に金銭的に)。

当日の朝、坂戸駅まで弟に送ってもらおうか、とも考えたんですが、

こちらも精神攻撃&後々まで見返りが凄そう。

結局、坂戸駅から徒歩10分ちょいにある1泊330円の駐車場を利用することに。

ここは駐車スペースが広がる通常の駐車場ではなく、

個人宅の2台分の駐車スペースの1つを1日単位でお借りする方式です。

ネットで事前予約するのですが、最大2週間先まで予約可能(予約できる日が毎日1日ずつ増えてゆく)。

そこそこ人気の駐車場のため、5日間確実に予約できるよう、毎日更新かかってすぐ1日ずつ押さえました。

無事5日間通しで予約できて一安心。



ということで、前フリが長くなってしまいましたが、当日の朝を迎えました。

3:50 自宅出発

3:55 駐車場着(奇跡的に次々青信号がつながった)。

住宅密集地のため、静かに静かに駐車。

ここから徒歩で10分ちょいで坂戸駅へ。

気温10℃。手がかじかむ。

-50mmズームレンズのD7100と、-300mmズームレンズのD200の2台持ちで、ノートパソコン、

それに飲み物も数本入れたため、キャリーバッグとリュックどちらも7~8kgあります。

荷物が重い。道路のちょっとしたギャップでキャリーバックよろける~~~~(⊃゜Д゜)⊃

4:10 坂戸駅着

4:35 坂戸駅発のバスで羽田へ。

6:00 羽田1タミ着。

那覇空港での乗り継ぎに4時間以上空くからどうかと思っていたのですが、

預け荷物は、最終目的地の沖永良部空港受け取りで良いんですね。


19567.jpg
6:30 7番搭乗口着。

A350でした。

搭乗口に向かう途中のスポットも、「時代はA350」と言わんばかりにA350がズラリ。

もうこんなにA350なのか。

B787もまだ乗ったことないのに。。。


19565.jpg

10時過ぎに那覇空港に着いて即、空港食堂(安くて美味しい那覇空港名物店)に行くつもりだったので、

お腹空かしとこうか。とも思ったのですが、ヒコーキ眺めながら空弁。

(ここで朝食を採ったのが後々運命の分かれ目に)

7:15 頃に機内へ。

7:30 プッシュバック開始。

D滑走路(R/W05)からの離陸でした。

ヒコーキ乗るのも那覇に行くのも7年ぶりですヽ( ゚∀゚)ノウヒョヒョー

機内は沖縄に遊びに行く子供連れのご家族が多く、賑やかでした。

外国人のご家族もちらほら。

巡航に移ってしばし後、うとうとしているとアナウンスが。

「現在宮崎県沖を高度40,000ftで順調に飛行中です。今から15分後に降下開始します。

定時出発へのご協力ありがとうございます。お陰様で到着は定刻より5分早くなる予定です」

さあ、着いたら空港食堂でソーキそばだな。いや、先ずは大東すしか?

なんて呑気に考えていたのですが、実はこのアナウンスが流れる少し前の8:58

あの台湾地震が発生していたのでした。


9:32 機内アナウンス

「台湾で地震が発生、那覇で津波3mとの予報が入っています。当機はこれから鹿児島空港に緊急着陸します」

台湾地震がどれだけ甚大な被害となったか知っている今ならともかく、

この時の機内は観光旅行ムードですっかり浮かれており、完全に寝耳に水で、

アナウンスを聞いて小さく短く「えー?」という声が広がったのでした。

それでも下りる予定の那覇で「津波3m」と言われれば、致し方ありません。


0.png
画像は flightradar24 から。以下2枚とも。

9:57 鹿児島空港 R/W34に着陸。


4.png

10:01 駐機場に停止。

グーグルマップと比較したところ、多分ここは16番スポットの辺りで、

本来は小型機が機首を滑走路と並行に向けて、3機並んで駐機できるようにペイントされてました。

普段なら大型機が駐機しない場所ですが、緊急事態なので便宜的にココ使ったんでしょうね。


1.jpg
着陸時、窓が真っ白に曇ってしまったのですが、かなり激しい雨が降っています。

10:15「全ての電子機器が使えます。現在分かっている情報では、鹿児島空港は他の緊急着陸機で混雑しております」

とのことで、スマホの機内モードをOFFにして情報収集。

震度6強で傾いたビルが映され、この時点で既に死者1名が出ていました。

この時までオイラは、鹿児島でちょっと待って、すぐ那覇に飛ぶものと思っていて

(9:02発表の沖縄本島津波到達時刻は10時ちょうどだった)、

「鹿児島空港は他の緊急着陸機で混雑」というのも、

「離陸にちょっと手間取りそう」という意味に受け取ってました。

(那覇で4時間余裕があるから助かったや。スケジュールは崩さずにすむでしょ)

なんて思ってたのですが、

台湾の地震とその影響は、想像していたのよりずっと深刻でした。

10:31 「那覇の津波警報が解除されないため、当機は11時に羽田に戻ります」

既に台湾地震の深刻さが知れ渡っていたせいなのか、機内は特にリアクション無し。

決定を坦々と受け止めている感じでした。


今回の旅行では、「1日1島」ペースで毎日次の島に移動するスケジュールを組んでおり、

チケットの変更は不可(安いから)(;´Д⊂)

これから羽田に戻って、改めて沖永良部空港に行っても、見学時間はほとんどとれません。

ならば、今回沖永良部の見学は諦めて、次の徳之島からスケジュール通りに周るようにすれば、

影響は最小限に抑えられるはず。

でも、これだけ大きな揺れだと、気象庁が「今後1週間は同程度の余震が~」なんて言ってるのよく見るしなぁ。

最悪の場合、向こう1週間、那覇空港は余震の影響を受け続け、奄美方面にも機材繰りのしわ寄せがくるかも。

となると、羽田に戻ったら、旅行は中止して、もう大人しく家に帰った方が良いのかしらん(´・ω・`)

   な ん て こ っ た _| ̄|○ il||li

突然陥った窮地に、そんなことをぐるぐる考えていたのでした。


(長くなってしまったので後編に続きます)

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