神津島臨時ヘリポート [├場所]
2014年1月訪問 2021/11更新
神津島臨時ヘリポート。
神津島に空港が出来たのは1992年のことなのですが、伊豆諸島の他の空港はどうかといいますと、
大 島:1952年(旧海軍が1944年開設)
八丈島:1954年(旧海軍が1927年開設)
三宅島:1966年
新 島:1970年
となっていて、神津島は平成生まれの最も新しい空港です。
長年の間無空港島だった訳ですが、急患等緊急輸送を担っていたのが当へリポートでした。
「神津島村史」の中でヘリポートについて一部次のように書かれていました。
「医療設備が完備していない離島で急病、重病人が出た場合、本土の病院に行くには船しかなく、荒れて欠航しがちなため、島民の日常生活が常に不安にさらされていた。字面房に昭和41年11月ヘリポート完成 空港が完成するまでの約30年間、このヘリポートが患者輸送の基地として活躍し、村民が安心して生活出来るようになった。現在は空港が利用されているため、閑散としている。」
現在はヘリポートも含めて空港に機能が移ったため閑散としていますが、すぐにでも使用できそうに見えます。
未だ空港が無かった当時に作成された「神津島臨時ヘリポート管理条例」を閲覧することが出来(下記リンク参照)、
その中では一部使用に関して次のように記されていました。
警視庁、東京消防庁その他の行政機関は、その所属するヘリコプターが都若しくは村の要請に基づき次の各号のいずれかに掲げる運行を行う場合、又は、警察若しくは消防業務(訓練を含む。)のための運行を行う場合に臨時ヘリポートを使用することができる。
(1) 島しょにおける島民の緊急輸送
(2) 医師及び医療従事者等の輸送
(3) 生活必需物資等の輸送
(4) 救急患者の輸送
(5) その他の行政目的達成のための運航
(第4条に定めるもの以外のものの使用)
第5条 前条に定めるもののほか、臨時ヘリポートを使用しようとするものは、別記様式による使用許可申請書に、必要書類を添えてあらかじめ村長の許可を得なければならない。
また、使用料は重量による区分は特になく、1回の着陸につき一律610円でした。
東京都・神津島臨時ヘリポート飛行場
設置管理者:神津島村長
種 別:場外離着陸場
運用時間:日の出~日没
所在地:東京都神津島村字鴎穴157番
座 標:N34°11′56″E139°07′37″
標 高:110m
着陸帯:24m×24m
方 位:05/23
(座標、方位はグーグルアースから)
沿革
1966年11月 ヘリポート完成
1992年07月 空港開港
関連サイト:
神津島臨時ヘリポート管理条例■
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この記事の資料:
神津島村史
使用料、1回、610円とは?580円プラス消費税5%ということだったのかな?(^_^;)
by 鹿児島のこういち (2014-07-04 10:16)
とりさん、いつもお世話になっております。(謎)
さすがの愛車フィット2世号を連れてはいけませんでしたか・・・厳しい制約の中で確実に戦果を挙げられる辺りは、さすがは歴戦の勇者ですね。
末永いご活躍を心よりお祈りしております。
(このコメントは、故tooshibaの代理としてs-tooruがお伝えしました。m(_ _)m)
by s-tooru (2014-07-05 01:09)
皆様 コメント、nice! ありがとうございますm(_ _)m
■鹿児島のこういちさん
目の付け所が。。。(o ̄∇ ̄o)ニヤ
神津島臨時ヘリポート管理条例によりますと、
「この条例は、昭和62年7月1日から施行する。」とあり、
「附則(平成元年条例第12号)」の中で、
「この条例は、公布の日から施行し、平成元年4月1日から適用する。」とあります。
平成元年4月1日とはまさに消費税3%施行の日。
ということで、590円+3%かも。
■s-tooruさん
ソネブロにお帰りなさい\(^o^)/
こちこそどうぞ宜しくお願い致しますm(_ _)m
by とり (2014-07-05 13:22)