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三木(相野)飛行場跡地 [├国内の空港、飛行場]

   2012年10月訪問 2021/7更新  


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撮影年月日1948/02/20(昭23)(USA M792 59) 
出典:国土地理院ウェブサイト(地理院データを加工して作成)

 

兵庫県‎三木市にあった、三木(相野)飛行場。

前記事の加古川飛行場の東北東約12.5kmにあります。

■防衛研究所収蔵資料「本土における陸軍飛行場要覧 第一復員局(陸空 本土防空7)」

に当飛行場の要図があり、先頭のグーグルマップはこの要図から作図しました。

かなり大まかな図のため、相当強引に作図しました。

おおよそこんな感じと思います。

加古川飛行場も3つの滑走路が組み合った形をしていましたが、

こちらも3つの滑走路が重なり合った複雑な形をしていますね。

同資料の情報を以下引用させて頂きます。

飛行場名  三木
位 置   兵庫県美嚢郡三木町
規 模   要図(南北1,700 東西1450 北西-南東2,000)
舗 装   ナシ
付属施設
 収容施設 二〇〇〇名分
 格納施設 掩体 有蓋大六棟 無蓋大二ヶ所 中二〇ヶ所
摘 要   施設軍有

■「戦前戦後の飛行場・空港総ざらえ」203pに当飛行場について扱われていました。

以下一部引用させて頂きます。

1945年7月中旬以降B-29の来襲熾烈になった。
この反撃作戦として第11飛行師団は、B-29の通り道に、待ち伏せの待機空域を京都西方約15kmの上空とした。
ここに技量甲、乙の操縦者の戦闘機を待機させて、攻撃させる。
これらの戦闘機のための着陸飛行場として、三木、福知山、三国の3飛行場が定められた。

ここはそんな役割も与えられていたのですね~。

D20_0169.jpg

赤マーカー地点。

周辺は畑の中に住宅や会社が点在する場所でした。


      兵庫県・三木(相野)飛行場跡地     
「陸軍」杭が多数発見されています。2012年7月にも39本見つかったのだそうです

三木(相野)飛行場 データ
設置管理者:旧陸軍
種 別:陸上飛行場
所在地:兵庫県美嚢郡三木町(現・三木市‎別所町花尻‎)
座 標:N34°46′47″E134°56′44″
標 高:68m
面 積:140ha
滑走路:1,350m(08/26)  1,900m(12/30)  1,700m(16/34)
(座標、滑走路長、方位はグーグルアースから)

沿革
1944年02月 着工
    09月 部分完成
    10月 教育飛行隊訓練開始
1945年05月 当飛行場で訓練を受けた操縦士が加古川から特攻隊として出撃
    08月 20日、最終飛行

関連サイト:
ブログ内関連記事       

この記事の資料:
防衛研究所収蔵資料「本土における陸軍飛行場要覧 第一復員局(陸空 本土防空7)」
「21世紀へ伝える航空ストーリー 戦前戦後の飛行場・空港総ざらえ」


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コメント 1

鹿児島のこういち

三本の滑走路、線で引くと何かの目印かバッジみたいですね(^o^)
by 鹿児島のこういち (2013-01-07 10:22) 

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