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三宅島空港 [├国内の空港、飛行場]

   2013年7月訪問 2021/11更新  


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撮影年月日2000/11/30(平12)(CKT20007X C3 6) 
出典:国土地理院ウェブサイト(地理院データを加工して作成)
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撮影年月日2000/11/08(平12)(CKT20006X C3 6) 
出典:国土地理院ウェブサイト(地理院データを加工して作成)

上の2枚は、大噴火が発生した年のものです。

ほぼ同じ構図なんですが、風向きにより状況が極端に変化するのがよく分かります。

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左:撮影年月日2000/11/30(平12)(CKT20007X C3 7) 
右:撮影年月日2010/12/01(平22)(CKT20107 C1 12)■ 
出典:国土地理院ウェブサイト(地理院データを加工して作成。2枚とも)

元々ターミナルビルのあった場所を含む空港北側が火山ガスの高濃度地区に指定され、

現在は仮ターミナルビルでの運用になっています。

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SkyVector.com

東京都三宅島にある「三宅島空港」。

2000年8月の雄山大噴火により全島避難という事態が発生しました。

その後2005年には島内一部地域で避難指示が解除され、その後徐々に規制は緩和されているのですが、

それまでのターミナルビルを含む空港の北半分が火山ガスの高濃度地区に指定されたため、

前述の通り現在は南側に仮ターミナルビルを設け、使用しています。

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赤マーカー地点。

現在使用している「仮ターミナル」。

三宅村議会だより 第19号 2016.11.07 によれば、

東京都はヘリポート併設の新ターミナルビル建設を2024年までに新築の計画とのことです(下記リンク参照)。

 

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東京便の就航率は、平成25年 37.9%、平成26年 24.9% でした。

この年を最後にANAは撤退し、代わりに調布便が就航しました。

こちらは90%台で推移しています(H26~H29)。

データ:港湾局資料より(下記リンク参照)

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駐車場。

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青マーカー地点。

本来のターミナルがあった場所に移動しました。

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入り口部分にありました。緑に埋もれかけてます。

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海岸に沿って滑走路が伸びていて、滑走路とエプロンを短い誘導路が繋いでいます。

エプロンを見下ろすように白いフェンスに囲われた細長い部分。

ここにターミナルがあったのですが取り壊されてしまいました。

写真右端に写っているのが都道212号線で、この道沿いに少し奥に進んだところに暫定ターミナルがあります。

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エプロンすぐ前にある広場。

すっかりキレイに舗装されていて、最初は「駐車場かしらん」と思ってしまいました。

よっぽど注意深く観察しないと、ここにターミナルがあったとは思えません。

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旧ターミナル跡から少し暫定ターミナル方向に進んだところにある標識。

「坪田地区」。

島のマップで見ると、ここから先は比較的安全らしいのですが、

よりにもよってこの手前の部分が火口の東側にあたり、「高濃度地区」に指定されています。

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      東京都・三宅島空港      

三宅島空港 データ
設置管理者:東京都
3レター:MYE
4レター:RJTQ
空港種別:地方管理空港
運用時間:9:00~17:00
所在地:東京都三宅支庁管内三宅村
標 点:N34°04′13″E139°43′48″
標 高:19.9m
面 積:28ha
滑走路:1,200m×30m
磁方位:02/20

航空管制周波数
・飛行場管制 
 福島レディオ 118.05 126.20
・航空路管制
 東京コントロール(関東北セクター) 128.80

沿革
1962年11月 27日 飛行場設置許可申請
1963年02月 28日 第三種空港設置許可(滑走路1,100m)
     04月 1日 空港建設工事着手
1966年03月 1日 第三種空港として供用開始(F級1,100m)。全日空、東京線の定期便就航(フレンドシップ)
1972年07月 24日 照明施設設置(昼間照明施設)供用開始(進入角指示灯、滑走路末端識別灯)
1973年01月 24日 飛行場変更許可(滑走路1,200m)
     04月 全日空、定期便を大島経由で就航(YS-11)
1976年11月 15日 飛行場変更供用開始(滑走路1,100m→1,200m等)
1977年07月 全日空、定期便を東京直行で就航(YS-11)
1983年10月 3日 二男山噴火災害による閉鎖(58.10.3~58.10.8)
1984年07月 5日 照明施設変更(夜間照明施設)供用開始
1986年03月 24日 空港ターミナルビル増改築工事完了(432㎡)供用開始
1990年06月 28日 照明施設変更供用開始(進入角指示灯VASIS→PAPIに変更)
2000年07月 8日 雄山噴火
     08月 雄山噴火による全島避難。三宅島空港発着便全便運休
     09月 7日 雄山噴火火災による定期航空路線運休(12.9.7~20.4.25)
2005年    島内一部地域で避難指示解除
2006年03月 暫定ターミナルビル落成
2007年06月 26日 照明施設変更供用開始(滑走路灯、滑走路末端灯、過走帯灯)
     08月 東京都、条件次第での運航が可能と判断
2008年04月 26日 東京国際空港との定期便運航を再開(1日1往復)
2013年09月 4日 飛行場変更許可申請
     10月 3日 飛行場変更許可
2014年03月 31日 東京~三宅島間定期航空路線廃止
     04月 2日 飛行場変更供用開始(エプロン8,350㎡→10,312㎡)調布~三宅島間定期航空路線就航 

関連サイト:
国土交通省東京航空局/三宅島空港   
東京都港湾局/三宅島空港のサービス  
ブログ内関連記事    
三宅村議会だより 第19号 2016.11.07 
見える化改革報告書「島しょ等港湾・漁港・空港・海岸」平成30年11月19日 港湾局 


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コメント 2

an-kazu

とりさんの影が(^^)v
by an-kazu (2013-10-12 08:39) 

とり

■an-kazuさん
いやん(o ̄∇ ̄o)
by とり (2013-10-13 05:46) 

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