陸軍新島飛行場跡地 [├国内の空港、飛行場]
2016年2月訪問 2021/12更新
撮影年月日1947/08/11(昭22)(USA M399 158)■
出典:国土地理院ウェブサイト(地理院データを加工して作成)
東京都新島にあった「陸軍新島飛行場」。
現在の新島空港は、ほぼ陸軍飛行場の敷地を使用していることが分かります。
郷土史によりますと、
昭和18年着工、全村民挙げて建設。
飛行場建設のため36町歩の畑を接収。
昭和19年竣工。
常駐する航空機はなく、本土と硫黄島などの小笠原諸島を結ぶ小型飛行場、不時着場の位置付け。
と記されていました。
また神津島村史の中でも、昭和19年、新島の軍飛行場工事が開始され、
神津島からも応援隊数十人が約1ヶ月滑走路整地に参加したこと、
しかし整地が完了したのみで未完成のまま終戦を迎えたこと等記されていました。
■防衛研究所収蔵資料「本土における陸軍飛行場要覧 第一復員局(陸空 本土防空7)」
にも当飛行場の情報がありました。
飛行場名 新島
位 置 東京都新島本島
規 模 要図(1500x150)
舗 装 ナシ
付属施設
収容施設 三〇〇名分
格納施設 掩体 有蓋一棟
摘 要 施設軍有
赤マーカー地点。
海が見えますが、ここから先に進んでいくと-
急な下りになっていました。
陸軍飛行場滑走路東端は、断崖絶壁ギリギリまで造成されていたのですね。
黒マーカー地点。
当時はこの辺りも滑走路だったはずですが、現在はすっかり宅地になっています。
東京都・陸軍新島飛行場跡地
設置管理者:陸軍
種 別:陸上飛行場
所在地:東京都新島本島(現・新島村本村)
座 標:N34°22′12″E139°16′02″
標 高:30m
滑走路:1,500m×150m
方 位:10/28
(座標、標高、滑走路長さ、方位はグーグルアースから)
沿革
1943年 着工
1944年 完成
1945年 終戦
関連サイト:
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この記事の資料:
郷土史
神津島村史
防衛研究所収蔵資料「本土における陸軍飛行場要覧 第一復員局(陸空 本土防空7)」
新島って東京都なんですね(^^)位置的には神奈川県か静岡県って感じ(^^)新島ってイルカウオッチングで有名な島でしたよね?ちがいましたっけ(。´・ω・)?
鴨池空港跡地、行ったんですね、スカイマーケット、中に入りました?入口エスカレーター前に空港だった頃の写真が飾ってありますよ。あの僕が送った写真も(コピーですが)飾ってあります。
by 鹿児島のこういち (2016-05-27 15:41)
■鹿児島のこういちさん
>位置的には
確かにそうですね~。
でも東京都なんです。なので伊豆諸島を走るクルマは(泣く子も黙る)品川ナンバーです。
>イルカウオッチング
そうです^^
>写真
そうだったんですか!
実は店内の様子を撮ろうと思ってたんですけど、
「撮影禁止」の表示にひるんで中には入らなかったんですよ。
ちゃんと空港時代の名残があるんですね。
入ればよかった~><
by とり (2016-05-28 08:57)
海岸の写真が、硫黄島とかオマハビーチに見えてしまいました。
戦争映画の見過ぎでしょうか。
それにしても、東京行ったついでに新島っていう行動力がスバラシイ。
by Takashi (2016-05-29 13:22)
■Takashiさん
硫黄島とかオマハビーチに見える→戦争映画観過ぎ
自白を始める犯人が見える→ミステリーの観過ぎ
>ついでに
どっちも必ず東京まで電車で行かないとイケない場所なので、
まとめてみました。
by とり (2016-05-29 17:42)