鳥取県・日野川空港跡地 [├場所]
2023年12月訪問
測量年1934(昭9)(5万地形図 108-12-7 図名米子)■
出典:国土地理院ウェブサイト(地理院データを加工して作成)
鳥取県米子市内を流れる日野川。
地元サイト様情報ですが、かつてこの日野川の河川敷に「日野川空港」がありました。
サイト様によりますと、
昭和9年、日野川河川敷が100m程整地され、20日間ほど飛行機の飛来があり、
周辺から見物人があつまり、店が出る賑わいになった。
この飛来は、米子に飛行場を作るための調査飛行と思われる。
とのことでした。
昭和9年は、米子市、松江市、新潟市で国際飛行場の誘致合戦が行われた年なので、時期的にはこれと合致します。
「日野川空港」は日野川の河川敷にあった。とは言うものの、河川敷は両岸に細長く続くため、
なんとか場所を絞り込まねばなりません。
上に貼った地図はちょうど昭和9年測量のものであり、
サイト様に記されている地名からすると、当時の河川敷内で適地は、上の地図のAとBと思われます。
既に90年近く経過しており、現在とは河川敷の形が大きく異なりますね。
Aでも長さ600mあり、広さは十分なのですが、
前述の地元サイト様にて、「てっぺんまで登って(飛行機の)見学した」とされる記念碑
(紫マーカー・少し移設したらしい)との位置関係からすると、Bの可能性が高いように思います。
Bは少し屈曲しますが、最大で1,300mx220mの広さがあります。
赤マーカー地点。
青マーカー地点。
個人的にはここから奥に向っての河川敷内に滑走路が設けられたと思うのですが…
鳥取県・日野川空港跡地
日野川空港 データ
種 別:調査用仮設飛行場?
所在地:鳥取県米子市古豊千?
座 標:35°24'51.4"N 133°22'08.7"E?
標 高:13m?
飛行地区:約100m
方 位:15/33?
(座標、標高、方位はグーグルアースから)
沿革
1934年 20日間ほど飛来あり
関連サイト:
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