SSブログ

朝鮮・蔚山飛行場跡地 [└日本統治時代の飛行場]

   (未訪問・2022/5更新)  




韓国南東部の蔚山(ウルサン)市。

かつてここに日本陸軍の「蔚山飛行場」がありました(「蔚山空港」は北北東約5.5kmにあります)。

防衛研究所収蔵資料「陸空-本土防空-48飛行場記録 内地(千島.樺太.北海道.朝鮮.台湾を含む) 昭19.4.20第1航空軍司令部」

に当飛行場の要図があり、先頭のグーグルマップはこの要図から作図したのですが、

飛行場跡地周辺はすっかり都市開発が進み、飛行場の地割が欠片も残っていません。

また、当地は太和江の河口付近に位置しているのですが、港や湾の形も大きく変わっています。

結局基準点は、約10km離れた海岸線をとっかかりにしたため、位置の精度がかなり低いと思います。

最大500m程度のズレがあるかも。

おおよそこんな感じということでご了承くださいませ。

同資料にあった情報を以下引用させて頂きます。

判決
不時着陸に使用するを可とす
東西方向 750mx200m
南北方向 800mx200m

位置 朝鮮蔚山郡蔚山邑三山里
積量 一一二,二七六平方米
地表の状況 
 地盤南北方面は堅硬なるも東西方面は
 時季に依り軟弱なることあり
 南方半分目下工事中
周囲の状況
 北側一五〇.〇米-二〇〇.〇米離れ大和江の高さ
 四.〇米の堤防あり
 南西側に一〇〇.〇米-一五〇.〇米に高さ八米の電
 燈及電話線あり
 標高五一.〇米の鶴成山あり
天候気象 交感
 雨期に於て浸水することあり
施設 
 記載無し
交通連絡
 記載無し
其の他
 記載無し




     朝鮮・蔚山飛行場跡地         
蔚山飛行場 データ
設置管理者:日本陸軍
種 別:陸上飛行場
所在地:朝鮮蔚山郡蔚山邑三山里(現・蔚山広域市南区三山洞)
座 標:35°32'39.6"N 129°20'03.2"E
標 高:8m
滑走路:750mx200m(09/27)、800mx200m(18/36)
(座標、滑走路長さ、方位はグーグルアースから)

沿革
1928年    土地買収
     12月 2日、開港式。滑走路南北600m。後に東西方向600m
1929年04月 1日、日本航空輸送、運航開始
1930年07月 航空無線局設置
1937年   (大邱飛行場開設)
1938年   不時着場となる。その後日本陸軍が買収

関連サイト:
ブログ内関連記事       

この記事の資料:
防衛研究所収蔵資料「陸空-本土防空-48飛行場記録 内地(千島.樺太.北海道.朝鮮.台湾を含む) 昭19.4.20第1航空軍司令部」


コメント(4) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

コメント 4

nsq

ウィキペディア韓国語版に投稿されているこの飛行場に関する記事は、私が日本語版に「蔚山飛行場 (初代)」の名前で投稿した記事を単に韓国語に翻訳しただけの記事です。ですから韓国語版を機械翻訳にかけなくても、日本語版で普通に日本語で読めます。この記事は『朝鮮交通史』と当時の新聞検索で書きましたから、元の資料は日本で見ることができます。
by nsq (2022-04-30 13:01) 

とり

■nsqさん
おお、作者様降臨とは光栄です!!

日本語版と韓国語版を比較してみたのですが、
日本語版にある一文が韓国語版には無かったり、
逆もまた然り。という事例が数ヵ所あるようなのですが…

例えば、
「1938年(昭和13年)9月30日を以て定期便の寄港が中止」
の下りが韓国語版では削除されており、これに伴い脚注[5]も削除されています。
また、運航路線の項目は韓国語版にしかありません。
自動翻訳レベルを越えているとしか説明のつかないように思える差異も散見され、
記事全体で見れば内容はおおよそ同じなんですが、
細かなところまで含めると、双方から得られる情報は異なる点が幾つもある。
というのが実情のように思います。
ですので、韓国語版を翻訳したものを載せる意味はあると思うのですが、いかがでしょうか。

「単に韓国語に翻訳しただけ」なのだとすると、nsqさんが記事作成された後、
別の方が編集されたのでしょうか?
(韓国語版の最終更新はつい最近のもので、日本語版とは1年以上開きがあります)
by とり (2022-05-01 08:11) 

nsq

別になぜ日本語版を使わないんだ、とクレームをつけたいわけではありません。お好きな方を、お好きな方法で使えばよいと思います。もともとそのつもりでなければ、ウィキペディアになんて投稿したりしません。ただ「日本の航空輸送が」と書いてあるところは日本航空輸送という会社の名前ですし、「歯ライ」と書いてあるところは大刀洗のことです。元が日本語だったものをわざわざわかりにくくしなくとも、と思ったので投稿しました。日本語版と韓国語版に差異があるのは、向こうの人がこちらの記事を翻訳した後に書き足したからです。

この飛行場は「韓国最初の国際空港」と持ち上げられることもありますが、「満州侵略を企図した日帝は、侵略に有利な位置にある蔚山で農地を強奪し、ソウルより先に飛行場を開いた。開港後も日帝は穴蔵で強制労働を課した」というのが韓国側の史実であり、蔚山の博物館にはどんなひどいところで働かされたかを再現した模型まであるそうです。ウィキペディアは自由に使っていい、といって公開するものですから、韓国の人が翻訳しようが何を書き足そうがかまわないのですが、本来韓国側には日帝の蛮行を書いた文献がいくらでもあるだろうに、安直に日本語版を翻訳して、苦労した先祖に申し訳ないとは思わないのかな、というのが正直なところです。

10年以上前にこの記事を書いたころ、跡地を見に行きました。たしか百貨店を目標に行ったはずなので、跡地の位置はだいたい合っています。今は市が「このあたりにあった」という看板を立てたはずなので、もっと正確にわかるはずです。海外に観光にいってもよい雰囲気になったら、跡地とか、博物館とかを見に行ってみるとよいと思います。

by nsq (2022-05-18 20:29) 

とり

■nsqさん
『朝鮮交通史』、地元の図書館にもあるので、
調べてみようと思います。
どうもありがとうございました。
by とり (2022-05-19 05:33) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

メッセージを送る